※来場者数の話、飛んじゃいました(;^_^A
フリマは「100円じゃなきゃ売れない!」なんてこと聞いたりもします。
いやいや、そんなことはないですよ。
それどころか、「100円でも売れない」ことがございます。
そんなお話。(ちょっと極論気味です)
もし、フリマで「日本銀行券」や「政府硬貨」が売っていたら。
この商品(お金)はみんな買うんじゃないでしょうか?
でもそんな喉から手が出るほどみんなが欲しい商品(お金)ですが、「100円でも買わない」というケースがあります。
1円玉、5円玉、10円玉、50円玉を100円で売ってる時ですね。
このときに、「100円でも売れないじゃないか!😡他行く!」とイライラするかもしれません。「今日は買ってくれる人いなかったなあ…。また頑張ろう!」と思うかもしれません。
でも他に出店場所を探すことも、また頑張ってみることも有効な解決策ではありません。
リユース品の多くは、皆さんが価格を設定する前にその「相場」という「客観」の中で価格がすでに決まっています。その相場において、10円のものは100円では売れません。1円のものは10円でも売れないんです。(変動することもあります)
価格設定はもちろん出店者の方の自由ですが、「新品で買ったときの金額」から考えてしまったり、「その商品への思い入れ」「自分によるその商品への評価」などを付加させた「主観」によって決められた価格はフリマではなかなか受け入れてもらえないことがあります。
その商品のリユースとしての相場が分かっている・手軽にスマホでリユース相場を調べられる環境にあるお客さんに、そうした価格を受け入れてもらうことはなかなか難しいでしょうし、現在のみやぎフリマの集客では「1円玉や50円玉を100円で買うお客さん」を呼ぶことは非常に困難です。
長く繰り返し出店していればいつかは買ってもらえる日が来るかもしれません。
ですが、開催時間6時間の中で売上を最大化していきたい場合、そのもっとも手っ取り早い方法のひとつとして「開催前の事前準備の中で皆さん自身で価格をリユースの相場と合わせておく」ことは、目標金額を定め、それに見合った会場の選定を行う上でも必須の事項かと思います。※ちなみに、参照していくべきは「売っている価格」ではなく「買われている価格」かと思います。
こうして相場を把握しておくと、値段の交渉がスムーズにいくことにもつながります。
主観的な価格を設定してしまった場合、お客さんからの「もう少し安くならないですか?」などの値段交渉について、あまりいい印象を持たないかもしれません。ですが、ご自身が相場を把握しておくと、お互いがその範囲内で交渉していくことがしやすくなります。
こういう目線を持っておくことは、何もフリマだけで使えるスキルではありません。日常的な買い物の中にも反映されてくるかと思います。
買う時点では「あ、安い!」で買ったとしても、1年後のリユース相場ではさらに安く10円なんてこともあるでしょう。そうなると、「あ~ほぼ使い捨てなんだ」というものが今は結構多いことに気づいたりもするんじゃないでしょうか?
「安くても売れない!」
こうした方は、一度相場と照合してみて価格の見直しをしてみるのもいいかもしれません。
次回は、もう一つの「安くても売れない!」について。