「あきびと」or「激安フリマコーナー」

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2025年のほりだしものジャンクションでは、一般の方は「あきびと」内か「激安フリマコーナー」のどちらかでの出店となります。

2024年は、『ディスプレイについて配慮しているかどうか?』を判断基準とし、「ディスプレイに配慮あり=あきびと」「ブルーシート使用可=フリーマーケット」とさせていただいておりました。

今年はその基準を変更し、まずは『品物の価格を決める時に、商品の客観的価値に目を向けているかどうか?』が判断基準となります。

なお、店舗販売・ネット販売・業者などのプロ出店の方は、下記出店基準は参考になさらず、無条件で「あきびと」内各カテゴリのご予約をお願いいたします。

【激安フリマコーナー】とは

お客さんにとっては「間違いない安さ」「思いがけない安さ」が提供される、いわゆる日本の「フリーマーケット」のイメージそのままのコーナーです。

その反面、提供する側である出店者の方は、出店動機に金銭的なメリット以外の部分もしっかり持ちながら出店することが求められます。

③商品の客観的な価値を調べそれを参考にした上で、その半額周辺・もしくはそれ以下に価格設定した方が対象。フリーマーケットにおいては「間違いない安さ」を提供できるお店です。お弁当の話でのBさん向けのお店。

④⑤⑥品物の価値を調べずに自分なりに価格設定した方が対象。

  • 落札額などは一切調べていない
  • とにかく家にあるものの処分が優先で値段は自分なりにつけた
  • 新品で買った時の値段を参考にした など

皆さんの感覚だけで値付けされているので、客観的価値に対する「あまい値付け」が期待でき、③のお店以上の「思いがけない安さ」を提供できるお店です。全国どこのマーケットにおいても、フリマの面白さを演出しているのは、今までもこれからもこうした出店者の方々です。

【あきびと】とは

いわゆる「フリーマーケット」では難しかった「客観的価値周辺の価格で売ることができる」ことを目指したほりだしものジャンクションのメインカテゴリで、この先、より面白いものが並ぶマーケットを作っていく上では、売る側の金銭的なメリットにも目を向ける必要があると考え作ったカテゴリです。

価格設定の時点で「Bさん」向きではありませんので、「Aさん」に向けた工夫や努力をしていかないと、「AさんもBさんもお客さんにならない」という難しさがあります。

① 商品の客観的な価値を調べそれを参考にした上で、そこよりも高めに価格設定した方が対象。

② 商品の客観的な価値を調べそれを参考にした上で、その上下周辺に価格設定した方が対象。フリマアプリやオークションアプリの落札額を参考にし、それらよりも値下げして売ったとしても、割引率を10%以下に抑えたところで売ることができれば、利益的にはそれらを上回ることができ、高額商品ほど上回りやすくなります。出店者の金銭的メリットは残したまま、お客さんも安く買うことができます。

カテゴリ選択時の注意事項など

  1. 【あきびと】にも【激安フリマコーナー】にも該当するものがある場合は、その割合が高いカテゴリを選択してください。
  2. ディスプレイについては、どのカテゴリにおいても皆さんの自由です。ブルーシートの使用の制限などもありません。
  3. 2024年に【あきびと】で予約をお願いしていた方も、今年の判断基準に準じて選択しなおしてください。
  4. 当日会場内の出店場所とカテゴリは今のところ無関係です。
《 各カテゴリでの価格設定のイメージ》
あきびと
落札額や平均値を参考に
そこよりも高めに設定
・フリマアプリで10,000円のものを12,000円で売る
・オークションアプリで1,000円のものを1,500円で売る など
あきびと
落札額や平均値を参考に
その周辺に設定
・フリマアプリでで10,000円のものを9000円で売る
・オークションアプリで1,000円のものを1,000円で売る など
激安フリマ
コーナー

落札額や平均値を参考に
その半額周辺、それ以下に設定
・フリマアプリで10,000円のものを5,000円で売る
・オークションアプリで1,000円のものを300円で売る など
激安フリマ
コーナー④⑤⑥
自分の感覚で設定

中古品における《 客観的価値 》とは?

皆さんが売ろうとしている中古品には、皆さん個人の事情を中心とした『主観的な価値』以外に、皆さん以外の人たちの事情も含めた『客観的な価値』も存在します。まずはこの「客観的な価値が存在する」ということは知っておいてください。

その客観的価値を金額的に示したものが「中古相場(以後、相場と呼ぶ)です。

相場とは「市場で競争売買によって決まる商品の値段・価格」と定義され、中古品における「市場」でもっとも多くの人がその売買に利用しているのが「フリマアプリ」や「オークションアプリ」でしょう。

このことを考えますと、日本における中古相場とは「オークションやフリマのアプリでの競争売買によって決まる商品の値段や価格」であり、そこに中古品の客観的価値のひとつが示されているということになるかと思います。

そして、その「相場」は2015年以降の急速なスマホの普及と相まって、買う側も売る側も購入時や価格設定時の参考にしその価格を認識している、あるいは認識しやすい環境にあることもおさえておきたいところです。実際、会場においてもスマホを見ながら商品購入を検討しているお客さんも多いようです。

ネットでの相場を見る時、相場の定義から考えると、目を向けるべきは「落札価格」です。「販売価格」は売買が起こる前の価格で、売買が起こった後の価格が「落札価格」です。

フリマのお客さんが求める「安さ」とは?

中古品の市場においては、高く取引されているものから安く取引されているものまで様々です。ここで考えておきたいのは、フリマのお客さんが求める「安さ」とは?です。結論から言いますと、フリマのお客さんが求める安さとは「中古相場に対して値付けが安いもの」であり、「中古相場での価格が安い」ものではありません。

例を見てみましょう。

a. 相場が100円のものを100円で売る

(中古相場での価格が「安い」)

b. 相場が1,000円のものを100円で売る

(中古相場に対して値付けが「安い」)

a. 相場が100円のものを100円で売る

(中古相場での価格が「安い」)

b. 相場が10万円のものを1万円で売る

(中古相場に対して値付けが「安い」)

フリマに出店する場合、「この安さ」の違いはしっかり理解しておくことをオススメします。そしてこの理解は「中古相場に目を向ける」ことが大前提になります。なお、判断基準における⑥の「安さ」とは似て非なるものですのでご注意ください。