5/20(土)21(日)、グランディフリマに出店してまいりました!最後出店したのは2019年くらいですかね、ホント久々。
今回、ポピュラー路線である「レディース服」「子供服」「ベビー服」「食器」などを大量にいただける機会に恵まれまして、そちらを出品することにいたしました。
出店者の方向けに「こういうのはやっておくと良いかもしれませんよ~」ということを書いている手前、自分もそれをやらないわけには行かず(;^_^A、ひと通りやってみました。
価格設定
値付けにあたっては、ネットで中古の相場を調べました。
その結果、値付けはほぼ100円以下でした。ただ、市場での相場が1,000円のものに100円つけているわけではありません。500円のものに100円つけているわけではありません。相場が100円のものに100円つけているだけの「特にお得感もない値付け」でございます。
持っていこうとしたものの中にはもう少し相場でも高く取引されているものもありました。ただ、フリマは6時間という間で売らなければいけない厳しい環境です。求められるのは「スピード感がある値付け」とでも言いましょうか、そういう値付けが必要です。最終的には「100円ならポンポンポンとテンポ良く売れるんじゃなかろうか。でも500円相場のものを100円で売るのはちょっとなあ。じゃあ、100円相場のものを持っていきましょか。」というところです。
価格を設定したところで、「全部売れたら」をざっくり計算してみます。この作業は非常に重要で、これが「フリマに挑むorやめとく」、フリマに出すのであれば「どのフリマ会場に出すか」を決める分かれ道なんですね。
その結果、全部売れたら「2万円行くか行かないか」というところでした。
グランディの出店料を見てみましょう。
手数料 | 目標売上 | |
---|---|---|
5/27(土) | 3,500円 | 35,000円 |
5/28(日) | 2,800円 | 28,000円 |
合計 | 6,300円 | 63,000円 |
本来は手数料率を10%にしたいわけですから、グランディでの売上目標はこのようにしておきたいとこですよね。ところが、価格設定した時点で「全部売れても2万円」は行く前にわかっっちゃいました。
全部売れるなんてことはまずありません。この場合、「半分売れて、いっても1万円」がいいとこでしょうね。本来なら、どう考えても効率悪いので「フリマ、やめとこか…」が妥当なところですが、今回は売上うんぬんではなかったので行きました。とにかくやってみたかった。
ディスプレイ
これらの品物を、ブルーシートいう手に取りにくいところに置くのではなく、テーブルの上、ハンガーラックにかけて手に取りやすい環境で販売するということをやりました。
ブルーシートという手に取りにくい環境で探してくれるのは「フリマの熱烈なリピーター」だけです。「フリマの熱烈なリピーター」は午前中の早い時間でいなくなります。朝7時から来てる方たちですから。
でも、その後もお客さんは来ますよね?ディスプレイをしっかりやっておきたい理由は、10時以降のお客さんにもしっかり見てもらいたいからです。その時間帯に来るお客さんの探索スキルはマチマチ。積極的にガツガツ探せる人も朝寝坊して遅れてきている可能性もありますが、オープン時間後にゆっくり「フリマに初めて来てみた」みたいな人も多いと思います。そういう人ってガツガツは探せないんですよ。だから「手に取りやすく」しておきたいんですね。
ですので、ブルーシートは使いませんでした。テーブルとハンガーラックを自作して「立ったまま手を伸ばせば商品に手が届く」環境を作りました。多くの人が普段そうした環境で買い物してます。賞味期限が近いものや、在庫処分品なんかがワゴンにごちゃごちゃと売っていることがありますが、あれも手が届きやすいところでごちゃごちゃと売ってますからね。
❶ブルーシート | 「手にとりにくい」ところでごちゃごちゃ |
❷ワゴンセール・バーゲン | 「手にとりやすい」ところでごちゃごちゃ |
ここでたとえ話。
手に取りにくいところにお金が落ちているのに気づきました。そのお金が10000円札だったら?手に取ろうとするでしょうね。じゃあ10円だったら?100円だったら?
1,0000円よりは手に取ろうとしなくなる気がいたします。
今回持って行ったものは相場で全部100円以下です。ですので、手に取りにくいブルーシートはやめて手に取りやすいところに置いときましょう、という発想です。
自分が持っていくものの商品力(相場が100円のものばかり)を把握した結果、「こりゃきっちりやっとかんとやべえな…」となったわけですね。
まあ、3,500円払って9:00~14:00まで場所を借りるわけですから、10:00で見ていく人がいなくなったんじゃもったいないわけです。4時間ムダになっちゃいますからね。来た人全員が見やすい環境を作る、そうしておくと5時間を余すことなくお客さんとのやりとりを楽しむことができます。
結果
まあ、こんな感じでございます。
売上 | 出店料 | 利益 | 手数料率 | |
---|---|---|---|---|
5/27(土) | 11,210 | 3,500 | 7,710 | 31.2% |
5/28(日) | 11,390 | 2,800 | 8,590 | 24.5% |
22,600 | 6,300 | 16,300 | 27.8% |
両日、「いっても1万円」のラインまでは行きましたかね。予想通りというところです。
日曜日は、品物を付け足しました。ベビー服・子供服は50円、大人服は100円、ファストファッション系は両方とも10円、50円設定です。
300円のものや800円のものも持って行きましたが300円は3点、800円のものは1点のみですかね。全部売れました。100円以上の値付けをしたもので売れ残ったのは1,000円をつけた小学校用のランドセルが2点のみ。
次回やるとしたら、まずは自分自身の力をアップする。つまり「100円相場の品数を倍にする」でしょうかね。そうすると売上も倍になるかも知れません。ただ、もう品物がないのでここまでです。
最後に
価格設定の過程の中で、自分の持っていく商品の商品力を知ることができました。「自分自身」ですね。
それを知って、手に取りやすい環境を考えました。これも「自分自身」。
そのうえで「グランディフリマ」というツールを選ぶ。これも「自分自身」なんですね。
フリマを楽しむためのツールとしての「グランディフリマ」。やっぱり強いですよ。
ボク自身が考えて、工夫して、「こうなったらいいな」というところを、最後きちんとかなえてくれました。
じゃあ、「みやぎフリマ」の主催者としての立場に戻った時、何ができるか。
これはまたしっかり考えていきたいし、そのヒントを今回のグランディフリマ出店を通して得たような気がいたします。