今回もありがとうございました!
土曜日は雨予報ではございましたが「雨が降るまで」ということで開催いたしました。昼頃には本格的に降り始め終了となってしまいましたが、出店者の方もうまく対応してくださって天気予報など見ながらギリギリまで頑張ってくださいました。それに応えるようにお客さんも早くから来てくださり、何とかかんとか形にはなりましたかね。
日曜日は天気も良く、いつも通りな感じで開催できました。風速7mの風の強さはありましたが、建物のおかげか出店エリアはそこまで強くならなかったのが幸いでした。(7mの風速は、大郷では開催できない風速です。)
また、日曜日は駐車場に入れない・道路が渋滞などの問題があり、ご迷惑おかけいたしました。特にサンデー様のテナント様で病院があるのですがそちらへの通院に支障があったようで本当にすみませんでした。
いつもはここから各日のまとめみたいなこと書くんですが、今回はちょっとやめとこうかなと思います。来場者数はすでに出しておりますのでそちらをご参照ください。
今回の売り上げはよく似た特徴を持つ2つのお店の売り上げのみにしておきます。
土曜日 | 日曜日 | |
---|---|---|
A | 47,000円 | 78,000円 |
B | 42,000円 | 68,000円 |
この2つのお店の特徴をもとに、やっぱり考えていきたいのは以下のことでございます。
価格設定
ヤフオク・メルカリ | 実際の値付け | 全部売れたら | |
❶ | 落札相場100円のものに | 「300円」の値付けで10個 | 3,000円 |
❷ | 落札相場100円のものに | 「100円」の値付けで10個 | 1,000円 |
❸ | 落札相場100円のものに | 「80円」の値付けで10個 | 800円 |
【❶の場合】より多くのお客さんが来る会場を選ぶことが必要です。この場合の「より多く」は確率の問題です。買ってもらえる確率が低いので母数を増やすことしか対応策がありません。100人の1%は1人ですが1000人の1%は10人ですよね?ちなみに、この値付けではいわゆる「価格交渉」も起こりませんし、この値段で表示してしまうと誰も近寄らない店になってしまいます。
【❷の場合】❶のケースよりは売れるかもしれません。ここだとおそらく価格交渉も起こります。
【❸の場合】❷よりもさらに売れやすくなります。ただ、売上を増やすためにはより多くのお客さんに買ってもらうことが必要です。この場合の「より多く」は❶のような確率での問題ではなく、シンプルに買ってくれる人数の話です。こういった価格帯のもので売上を上げたい場合も、より多くのお客さんが来る「グランディフリマ」や「村田フリマ」の方が手っ取り早いかも知れません。ちなみに、グランディでも売れなかった場合、みやぎフリマではさらに無理です。人数が少ないからです。
「フリマの相場」「フリマ価格」なんて言葉がありますが、あるのは「中古の相場」だけだと思ってます。「中古の相場に対してどういった値付けをしていくのか」、ただそれだけの話で、それは店舗だろうがフリマだろうが変わりはありません。
フリマの場合、6時間という短時間で売上を上げなければいけないという販売環境なので、より効率よく売上を上げていく必要があります。皆さんは上記3つの価格帯、どこで値付けをしていきたいでしょうか?フリーマーケットにおける値付けは、国内における1999年のヤフオク開始・2013年のメルカリ開始により、この両者のネット相場における制約を受けていますから、そこを完全に無視した値付けは受け入れられにくいです。
まずは、中古の相場をヤフオクやメルカリなどで「自分が売ろうとしているモノが人にいくらで買われているか?」を簡単に調べることからはじめるとよいかも知れません。
上記2つのお店はこのあたりが絶妙でした。
ディスプレイ
価格設定に加えて、ブースのレイアウトも絶妙です。商品へのアクセスがよいのでお客さんが触れます。「見えるように」だけではなく、「触れるように」なってます。
「これをやれば売れる」ではなく、「これがないと売れない」のです。片方の方はフリマ出店の先輩に「絶対品物を下に置くなよ、そんなの関東じゃ相手にされないからな」と言い聞かされていたそうです。
とまあ、書いてはおりますが売れるんですよ。ただ午前中だけですね、おそらく。触りにくいものを自分から触りに来てくれるのは「朝一番からくるフリマのスペシャリスト」みたいなお客さんだけで、その方がいるのは午前中だけです。
この2つのお店は終わりまでお客さんが立ち寄りました。だから午後からも売れるんですね。
持ってくるものは何でもいいんです。何が売れるかは分かりません。ただ、価格設定とディスプレイ、ここだけはしっかり考えておいた方がよいでしょうね。この2つが土台です。土台がないと家は建ちませんよね?
これをしっかりやった上で、いろんな品物を幅広く持ってきていたこの2つのお店が仙台では多くの人に受け入れられる結果となりました。
この2つのお店は大郷フリマでも売上が安定していましたが、仙台ではさらにその上を行く売り上げがあったわけです。
最後に
みやぎフリマはよく「出店料が安い」と言われております。初回の方も無料です。ただですね、これホント間違えないでください。
かからないのは「金銭的なコスト」だけです。それ以外の肉体的コスト・時間的コスト・精神的コスト・頭脳的コスト。これらは普通にかかります。かけないと、結果が出にくいです。
他のグランディフリマや村田フリマは確かに金銭的なコストはかかりますが、他の4つのコストは圧倒的にかかりません。ブルーシートに広げるだけでどんどん売れるそうです。時間も手間もいらないんですよ。頭脳もいりません。いらないもの持ってきてブルーシート広げてその上に置くだけですから。
そのグランディや村田で売れなかったら、試すまでもなくうちでは無理です。
ホントこれ、よろしくお願いします。