【大郷町フリマ】09.23&24の総括

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!お天気も良くなかなかのフリマ日和となったわけでございますが集客部分がなかなかうまくいきませんでしたね(;^_^A

もうちょい頑張っていかないといけません。

というわけで総括。

来場者数

まずは時間帯別来場者数を参照してください。

今回お彼岸の影響もあってか、かなり厳しい集客となりました。集客分の予想最大数に対して土曜日が3.6割・日曜日が5.6割。シーズンでこの割合だとかなりきついですよね(;^_^A。

まあ、今回はブース数も少なかったため、お客さんが目指していくには少し物足りなかったのかもしれません。でもこれでよいのです。期待して行って「え?これだけ?」よりはずっと良いです。「オオカミ少年」の物語のメカニズムですね。

それでも総来場者数がそこまで落ちなかったのは❷のお客さんの存在。「通ったらやってたから寄りました」という方々ですね。日曜日は体育館でバスケの試合があったこともあり❷のお客さんの流入が多くありました。

売上

そうした集客状況に対して売上は良好でした。

ポピュラー系統はいつもとほぼ変わらず、いっても1万円くらい。ほとんどのお店はここに達することはありません。ようやく場所代行きましたという方もいらっしゃいます。ここは集客がダイレクトに影響を受けます。重要なのが「何人くるか?」だからです。

今回面白かったのは海外古着を積んで全国を回るバス「ムタザラス」。「¥0かぶっちぎるか」なんてことをおっしゃっておりましたが結果ぶっちぎりました。1日目も良かったですが特に2日目。ここまでなかなか結果が出なかった海外古着ですが圧倒的でした。

売上が上がりやすい時間帯は午前中に集中しがちで、午前中に終わってしまうのがフリーマーケットの特徴ですが、道の駅の場合、5つの要素をしっかり満たしているお店は午後からも売上が上がります。❷のお客さんもターゲットにできるお店ですね。

初出店のムタザラスさんはそのあたりを実証してくれました。15:00前にふと立ち寄ってくれた❷の方が¥14,000分買っていってくれたようです。

まとめ

今回はトータルしてなかなか刺激になる回でした。

集客できていないのに売れてるんです。土曜日に関しては集客分が3.6割であるにもかかわらず、いつもの倍以上売れる方がいました。❷の方に買ってもらえている可能性が非常に高く、❷の方にも対応できているお店ですね。

❷に不向きなお店はいつもと変わらず売れていませんし、いつも以上に売れることはありませんでした。多くの人にとって、「フリマ」が非常に特殊な環境であることをまずは理解してください。あなたや、フリマが好きな方にはフリマは普遍的なものですが、その他大勢の方にとってのフリマは非常に特殊な環境です。

「たかがフリマ」という側面で理解しているか?

こことても大事だと思います。

最後に

お知らせしています通り、10月から「ほりだしものジャンクション」に名前が変わります。かといって大きく何かが変わるわけではありませんし、何か特別なことをしなければいけないわけでもございません。

自分の「売れた」の反対側には、必ずお客さんの「買えた」がありますし、「売れない」の反対側には「買えない」があります。

出店時に必要なのは「相手の身になって考える」こと。小学校までの義務教育レベルの道徳があれば十分でございます。

次回はこんな話。

売れている人は必ず持っている!出店時に持っておきたい5つの要素

❶品物へのアクセスの良さ

例)手に取って確認しやすいレイアウト・プレッシャーを与えない店員さんの位置

❷相場の中の幅

例)お買い得品もあれば相場通りのものもある

❸価格帯の幅 

例)¥100~高額まで

➍品物の幅

例)衣類もあれば、食器やおもちゃ・日用雑貨もある

➎出店情報を利用

例)どんなものを持っていくのかを事前に伝えて目安を作っておく

【大郷町フリマ】09.10.sun開催分のまとめ

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!!天気は良くてよかったのですが、なかなかの暑さで大変でございました。

ではでは早速総括していきたいと思います。

来場者数

実数は時間帯別を参照してください。

まずは➋のお客さんについて。

今回はいわゆる❷のお客さんの流入を調べたかったので、カウンターを使って計測しました。前にも書きましたが、「どのお客さんが❷のお客さんか?」を見分けるには、1円玉を使った人数計測をできるかできないか?をみていくことが必要です。なのでずっと見てました。

この方々の特徴は

・計測を避けるようにかわしていってしまう

・ものすごく手間取っている

ですね。

この方々の人数を測ってました。そこの人数も載せてますので見てみてください。暑さのせいか予想よりも200人ほど少なかったです。道の駅自体も普段の日曜日よりも少なかったそうなのでジャズフェスの影響もあったのかも知れません。

この方々の増減はみやぎフリマにはどうしようもありません。「集客」ではないからです。

お次は❶のお客さん。こちらが「集客」ですね。

今回は❶の目指してきたお客さんが大郷では初めて1,000人を超えました。これは非常にありがたかったですね。ただ、予想最大の6.8割なので、もう少しいきたかったところです。(当初は7割を予想してました。)。それでも夏のフリマよりも予想最大に対する割合もあがり、人数も増えてきているので、今後の推移を見ていきたいと思います。

売上

売上について書いておりましたが、なかなか伝え方が難しいんですね。皆さんそれぞれに異なる条件で出店していますので、その条件を系統ごとに出すのがいいんでしょうが、そこの分類もやっぱり難しいんです。一番は見た人の期待感を膨らませてしまうのが怖いんです。

一般ユーザーの方に向けてシンプルに伝えますとですね、

一般ユーザーで、単価が低いものだけで構成しているところはいっても5,000円くらいだと思っておいてください。ただ、「単価」を「¥0~中古相場までの範囲のどこで設定しているか」にも依ります。

つまり、「そこまで売れませんよ」ということです。

まとめ

「だいぶ工夫する人増えてきたねえ」と言ってくれる方がいました。実際、テーブルやハンガーラックを使って手に取りやすい環境をつくることをする人が増えています。

ブルシでも、ピクニック型対面販売でもいいんですよ。それがいわゆる既存のフリマのイメージですし、人間がそうした視覚的イメージに引っ張られやすい生き物であることもボク自身が自覚しています。ですので、そこから「自分の側に生じた結果」だけ静かに持ち帰ってもらえればまったく問題ございません。ただ、10月からみやぎフリマはその皆さんの「相手側に生じた結果」「相手側に生じ続けるであろう結果」も考慮して、フリマ枠を減らしていきます。

「なんで売れなかったんだろう?」を考えることがある時、そのブルシとピクニック型対面販売はやめてから考えるようにしたほうがよいかも知れません。

追記~

ちょっと前に書きましたが、フリーマーケットの看板のままだと出店者集めが困難になると思ってます。

じゃあなぜ今、なんとなーく成立しているか。

❶安く売りたい人

❷安く売ることができる人 → 業者さん

❸お金じゃなく家からものをなくしたい人 → 非常にまれ

➍高く売れると思っている人 

一番多いのが➍の方だと思います。

これだけはゆっとかないといけないんですが、ここから¥2,000とりたいわけじゃないんで。まずは落ち着いて、自分が持っていくものの中古市場での相場を調べるなどして、出せる時に出してください。そのあたり、お手伝いできるところは過去のブログにも書いてますのでまた読んでみてください。

【大郷町フリマ】完全有料化のお知らせ。

お世話になっております!

これまで新規出店者の方の出店料金を1ブース分無料としてきておりました。

フリマに初めてチャレンジする方やみやぎフリマ企画にはじめて出店する方が、少しでもチャレンジしやすい環境を作るには?と考えた結果でございました。

ですが、この方が新規なのか?を確認することがなかなか難しいケースがあり、同一家族内で申込者を変えることはご遠慮いただくようお伝えしたり、グループなどで一度出店した方には申込者を他の方に変えて出店することのないようにお願いしておりました。

ただ、明確なルールではないところを多く含みながらやっていかなければならないところですので、やはりなかなか運用が難しくなってきています。

というわけでスパッと新規の方の出店料金無料は終了させていただくことにいたしました。

9月23日(土)開催分から、全ての企画は有料となります。

なお、トップページでの新規出店の方の予約数の表示だけは、「新しい人がどのくらい来るのか?」を楽しみにされておる方もいらっしゃいますので継続していきます。

よろしくお願いいたします。

【大郷町フリマ】10月からフリマじゃなくなります。

インスタのほうではお伝えしておりましたが、10月開催分からフリマを辞めます。正確に言うと、大きくフリマ枠を減らします。

分かりやすく言うと、¥100ショップの看板を外します。

3年やって、最近気付いたんですが、そもそも論としてうまくいくわけがありませんでした。

そもそも「フリマ」の基本的ニーズ「安く買いたい」に対して、集めなきゃいけない出店者は「安く売りたい」出店者でした。

ですが、そんな人、いません。

そもそもいない出店者をこの先集めることができるわけがないんですね。いるのは、「安く売ることができる人」=「業者の方」

あと、

売れなくてもいいから楽しみたい

等の方。

ただ、お客さんの買い物に来ているニーズに合わないので、お客さんを効率よく増やすことができません。フリマの広告に対して集まったお客さん「安く買いたい」に対して「売れなくても楽しみたい」ではまったくかみ合わないんですね。

というわけで、出店募集のメインを、売る動機もあり、また売ることもできる業者さんにしていくことにしました。ただ、骨董・古着など安いわけではない、いいものをもって出店してくださる方も増えてきています。また、業者さんではない一般ユーザーの方でも熱心にディスプレイなどを工夫される方や、自分の貴重なコレクションなどを好きな人に譲っていきたいという方もいらっしゃいます。

なので、そういうものもしっかり売れるマーケットをきちんと用意していく必要があるんですね。

ということでメインをフリーマーケットではない形でやっていくことにいたしました。まあ、フリーマーケットはグランディや村田フリマなどの大手¥100ショップもありますし、勝てませんからね。

当然、これまでとはまったく異なる別の集客が必要となる可能性があり、10月開催時の状況は読めません。集客(広告等を見てきたお客さん)不十分となる可能性もありますが、秋の、道の駅に立ち寄る方の増加(いわゆる②のお客さん)が見込めるこの時期に企画を切り替えていくことにいたしました。

出店募集については、要項を作成し近日中に公開いたします。

なお、現在の集客状況からマルシェエリアも縮小し、出店は「リユース品販売内のハンドメイド作品販売」という環境の理解のあるリピーターの方のみとさせていただくことにいたしました。

よろしくお願いいたします。

追記

「いいものを安く買いたい」というニーズにこたえているのが「激安のスーパー」や「ユニクロ」などでしょう。ただ、これらのお店は「安く売りたい」わけではなく、「安く売ることができる」お店です。安く売っても利益が残るように、メリットがあるように設計されているんですね。

ボクはこれまで「売りたい」「買いたい」だけでフリーマーケットを考えてきました。お互いの「~したい」が適う形で考えていました。ただフリマはそこのお客さんのニーズに「安く」がつきます。

「安く」や「高く」などの金銭的価値に対する感受性を示す形容詞がつくだけで、どちらかの「~したい」が適わなくなるんですね。

適わないので、「がまんして」成立させようとしますし、成立しないこともあるでしょう。いずれにしてもどちらかにストレス(負荷)がかかるんですね。

ズレなし】

売りたい」 ↔ 「買いたい」

「いいものを売りたい」 ↔ 「いいものを買いたい」

ズレる!

「安く買いたい」 ↔ ✖「安く売りたい」 

安く売らざるを得ない

「高く売りたい」 ↔ ✖「高く買いたい」 

高く買わざるを得ない

その無理がなくなるよう、集客や出店者募集をしていくことが必要なんだと今更気づきました。

【ズレないようにするには?】

「安く買いたい」 ↔ 「安く売ることができる人」を集める(出店者募集)

ただ、「安く売ることができる人」も限られます。ここにフリマの限界を感じました。

上記の「高く売りたい」の「高く」とは「法外な値段」ではありません。「相場」で「妥当」と言える値段です。なので「高い」という形容詞は基本ありません。(相場を知らない方が相場以上の価格をつけていることはあるかと思いますが)

「買いたい」 ↔ 「売りたい」

つまり、お客さんの側に「安く」がつかなければ、お互いの「~したい」が適うんです。これは経済面の話ではなく、動機面の話であることをご理解ください。

純粋に、モノと人が出会う場所。

そこを作っていきたいと思っております。