【フリーマーケット】一般ユーザーの方向け。売れているお店は必ず持っている(気がする)! 出店時に持っておきたい5つの要素《簡易版》

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10月から一般ユーザーの方は『フリーマーケット』か『あき・びと』かを選んでいただくようになり、『あき・びと』では以下の❶❷を満たしていただくことが必要となります。

「あき・びと」出店希望の一般ユーザーの方

ただ、『フリーマーケット』を選択したとしても、以下の5つの要素については持っておくとよいかも知れません。

(あくまで、フリマ初出店の一般ユーザーの方向けのお話です)

❶ 『品物へのアクセスの良さ』がある

例)手に取って確認しやすいレイアウト・お客さんのパーソナルスペースの確保・見たら聞いたら触ったら買わなきゃいけないプレッシャーを与えない(→自分の位置・自分達の位置を考慮)など

『買う』の前には必ず『見る』があることを理解しているお店で、Instagramなどで確認することができます。ぜひ参考にしてみてください。

大郷町開催分でもっとも気を遣うのは『何を持ってくるか?』よりも先にこの、『アクセスのしやすさについてどう工夫するか?』です。ちなみに、グランディフリマでは必要ありません。『探索しにくい環境でも探索できるスキルを持っている人=フリマのリピーター』がたくさん来るからです。『グランディはブルシにぶん投げておいても売れるからラク』が合言葉ですよね?

❷ 『《¥1》~《リユース相場》の中での幅』がある

例)相場の90%オフで出す品物(=お買い得)もあれば、相場通りで出す品物(=中古品における《定価》)もあるお店

オークションやフリマアプリでリユース相場を調べて見ましょう(売られている価格ではなく、取引が完了している額)。相場が2000円であれば¥1~¥2,000の範囲内で設定。これを1,000円で売るのであれば『50%オフ』ということになります。

『相場を調べる』という行為は、『自分の持っていくものの客観的な価値を知る』という行為であり、『自分の力を知る』という行為です。ほりだしものJCTは『自己完結的なリユース』ではなく、『他者との関連性の中でのリユース』です。渡していくのがお客さんという『自分以外の他者』である以上、そこに目を向けておくのは最低限のマナーとも言えるでしょう。

対して『フリーマーケット』は、『他者との関連性の中でのリユース』でありつつも、そうしたマナーも必要ない、自己完結的な自分本位なものでよいのかもしれませんし、そこが面白いのでしょう。ですのでうちでの募集は15ブースですし、グランディは150ブースです。

❸ 『価格帯の幅』がある

例)¥100~¥10,000まで

価格が安いものもあれば、高いものもあるお店です。誰が来るかわからないたった6時間の勝負のマーケットでは、こうした幅を持たせておくことで、さまざまなお客さんのニーズにこたえることができます。

みやぎフリマ企画は、来場者数がそこまで多くないので、価格が低いもので構成されたお店は売上が大変あがりにくくなっています。グランディでよく出店されているこうした価格帯のお店の方の話だと、「みやぎフリマでの1日の売上が、グランディだと30分であがる」というお話がありました。ご注意ください。

➍ 『品物の幅』がある

例)衣類もあれば、食器やおもちゃ・日用雑貨もある

価格帯と同様、誰が何を買うかはわからないマーケットでは、カテゴリの幅を広く品物を用意できているとよいです。

カテゴリが『海外古着』のみでも、サイズや男女別・年代などに幅を持たせておくとよいかも知れません。

➎ 『出店情報を利用』(Instagram)

例)どんなものを持っていくのかを事前に伝えてお客さんに目安を作っておく以前に出店した時の画像を使い、『こういうお店が来る』ということを伝えておく

開催日前にInstagramでの出店情報掲載をしておくと、事前に1,000人ほどの人に情報を伝えることができます。

事前に1000人』+『当日**人』(ちょっと安心)か

『当日**人』(ぶっつけ本番)のみか

『出店情報を見てきた』というお客さんが来ていただけることがあります。趣味色が濃いものや特殊なもので出店する場合は積極的に使用していただくことを推奨しております。

出店情報を使用してのお客さんへの伝え方ですが『古着持っていきます』はとてもあいまいで、お客さんの目安になりにくいです。もう少し具体化して(『海外の古着』『国内のブランド古着』など)伝えていくとよいかも知れません。

ご注意ください    

❷❸は値付けの話ですから同じように思えますが、全く異なる話です。以下の手順でやってもらうと自然と理解していただけると思います。ぜひやってみてください。

最後に

自分の商品力もわからない、値付けもテキトー。テキトーにブルーシートにぶん投げてテキトーに会話してりゃ売れるでしょ?

その状態で自分以外の他者に『買ってください』『売れない』『ここは売れない』『こっちは売れた』の分析はちょっとキツイですよね。もし『それがフリーマーケットでしょ?』であるなら、主催者が金銭的コストをかけて集客する必要はないと思ってますし、『人が通る会場でテキトーに開催』で十分じゃないでしょうか?

【フリーマーケット】「フリマは3階建て」は全出店者共通★~皆さんを主体的な参加者に転換してくれる、はず。

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フリーマーケット

というわけで、みやぎフリマは「フリーマーケット」なんでやっぱりこういうこと発信していきます。

フリマは必ずこの構造です。3階建てです。必ずです。例外はありません。

1F 総来場者数

ここは出店する前に選ぶしかなく、基本的に皆さんにはどうすることもできません。ここは主催者の仕事だからです。その主催者の仕事ぶりを見て選択するのみです。「〇〇はよかったよ」という噂話や、ご自分で出店した経験などをもとにすることもあるでしょう。いずれにしてもここに関しては皆さんは受け身的な存在です。

みやぎフリマでは、ここについて皆さんが選択しやすいように時間帯別来場者数や開催履歴などを公開し、各企画のフィードバックをブログに掲載しております。

ちなみに「出店しない」、これも選択ですし、ココの数でもっとも信頼感があるのはグランディフリマです。うちじゃありません。

2F あなたのブースに立ち寄って探索した人

皆さんは1Fについて、人に聞いたり、過去の経験や主催者発表の過去データを見て予測したりしながら出店を決めました。

次は2Fです。皆さん、ココが一番抜けちゃいます。

ここに関しては皆さんは非常に主体的に関わることができます。「どうやれば見てもらえるか?」「どういう環境が立ち寄りにくいのか?」「暑ければ見にくくなるよな、じゃあどうすればよいかな?」など、思考を巡らせていくのはココです。そして、その「思考」が「コスト」です。「めんどくさい」ですよね?フリーマーケットって「めんどくさい」んです。

みやぎフリマでは、ココが少しでも増えるお手伝いとしてInstagramでの出店情報の掲載を行なっています。また、ブログの大半は「ココを増やすには?」という提案がほとんどです。

1フリーマーケットの開催情報を得る
(いつ・どこで・何ブース出店しているのか・どんなお店が出店しているのか等)
2会場まで移動する(自家用車・公共交通機関・徒歩等)
3フリーマーケット会場入り口まで移動する
4アルコールで手指消毒→来場者数計測を行う
5各お店を見て回る
6立ち止まる 
7品物を手に取り確認する
8「これください」といって品物をみせる
9料金を払う
10品物を持ち帰る
これらの行動が順番に生起します。6.7.の過程がないと9.は100%起こりません。もちろん1.はみやぎフリマの仕事です。そのみやぎフリマの仕事ぶりをみて「選択する」のは皆さんの仕事です。

3F 買った人

1Fで「選択」し、2Fで「考えた」結果でしかありません。シンプルにそれだけ。

まずは、この3階建て構造をしっかりとイメージしておくと良いかもしれません。

みやぎフリマの6時間の開催時間中、「売れない」という結果が生じ続けているお店を見ることがあります。そのお店のうち9割が「今日の来場者数は?」と聞きます。そのお店のレイアウトは「ブルーシート」か「ピクニック」です。そして10割が、近寄りがたいくらい「つまらなさそう」にしています。

この3階建て構造を理解せず、1Fと3Fだけという2階建てで理解してしまうと、あなたはフリーマーケットに対してどこまで行っても受け身的な存在でしかありません。「幸福の最大化」を自分以外の他者に丸投げ、依存している状況ですね。

ただ、うちもそこを「個人の資質」に原因を求めるほど乱暴者じゃございません。知らないからできないだけです。まずはこの3階建て構造をしっかりとイメージしてみてください。

みやぎフリマでは、皆さんをフリーマーケットへの主体的な参加者に転換していくことも仕事だと思っていますし、そのための目安作りや情報発信をしていきたいと思っております。

とは言ってもですよ。なんつっても僕らが生きている今の環境。

割と客体的な存在でいることに平されがちで、そこに快適さをおぼえ、しまいにゃ本来「最低限の暮らし」を保障するに過ぎない公的サービスにまで「自分の幸福の最大化」を委ねちゃったり、期待しちゃうような時代ですからね。

まあ、行けるとこまで。

ということで、よろしくお願いいたします。

【フリーマーケット】「展示会」?「交流会」?「フリーマーケット」?

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この前、この丸の中で「農機の販売」イベントをやってました。モノを売っていたわけです。この丸の中にお客さんを呼び、来たお客さんが買い物をします。

みやぎフリマも、この丸の中、「道の駅おおさと・西側駐車場」で、「フリーマーケット」をやっております。フリーマーケットでは出店者の方がモノを売ります。そしてそこにお客さんを呼び、来たお客さんが買い物をします。

だから、この丸の中で「モノを売る」場合。考えるべきはやっぱりお客さんの「買う」行動ががどうすれば起こるか?を考えなくちゃいけない。

そう考えておりました。

ただ、従来も、今も、多くのフリマに参加する人にとって「モノを売る場所」じゃなかったのかも知れませんね。

「リユース品の展示会」?

「リユース品が好きな人の交流会」?

展示会なら展示会で広告で出しなおしたいし、交流会なら交流会で広告で出しなおしたい。なんでかというと、今の広告で集めているお客さんは「買い物に来ている」と考えているからです。

最近、ホント悩んじゃいますね…。

「フリーマーケット」の解釈、間違えすぎてるかもしれません、みやぎフリマ。

ただ。

単なる展示会にも、単なる交流会にも興味ないんですよ。

【フリーマーケット】系統別に見ると分かる「みやぎフリマ」の現状

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お世話になっております!ちょっと今日はテーマを変更して書いていこうと思います。というのもですね、初めての人にも参考になるデータを出していきたいのでやっぱり企画終了後のフィードバックはしっかりやっていきたいんですね。来場者数や出店数などは一覧で出していますが、売上というところも出していきたいわけです。

過去、何回かは出しておりますが、どうも単に売上だけを書いていくのも違うなあと。売上金額を見ていく中で出店者の方には系統があることに気付き、その系統ごとに売上を出さないとダメかもなあと思うようになりました。

というわけで、本日は「出店の系統について」

大きく分けて2系統。「ポピュラー路線」か「スペシャル路線」。

■ 誰に対しての「ポピュラー」か「スペシャル」か

まずは誰に対して「ポピュラー」か「スペシャル」かというところがありますが、そこは『「フリマやりますよ~」という情報をキャッチして会場に来てくれたお客さん』に対してということになりますかね。

つまり、現状におけるこの2系統の売上の傾向は、みやぎフリマに来てくださるお客さんの傾向というのが見えてくるかと思います。

■ ポピュラー系統

連想する時のキーワードは「一般的・大衆的・お買い得」あたりでしょうか。あと、「流行」なんてのもひとつ入ってくる気もしますね。少しわかりにくいので具体的に商品カテゴリを示しております。ちなみに「飲食・キッチンカー」も、「食」ってごく基本的な生理的欲求なのでコチラに入るかと思います。

この「ポピュラー」系統。いつかのブログで書いておりますが、みやぎフリマ企画では売上をあげていくのが非常に難しい傾向で、日曜日においても平均的に見て最高売上は10,000円前後でしょうか。ボクもグランディでこの系統で出店してきましたが、(【フリーマーケット】グランディフリマに出店してまいりました!)、グランディフリマの凄さを痛感いたしました。あちらはやはり人の数が圧倒的に違うんですね。来場者数がポイントになってくるのがこのポピュラー系統です。

少し気をつけていただきたい点。例えば、ポピュラー系統であるおもちゃや子供服なんですが、運動会などの学校行事があるときはお子さんやご家族連れが減少するので売り上げが下がることがあります。このように、ポピュラー系統での出店においても、総来場者数が多くても買ってくれる層が別の事情で会場に来れない場合は注意が必要な場合があります。

■ スペシャル系統

連想する時のキーワードは「限定的・マニアック・少し趣味色が濃い・相場が高い」ですかね。カテゴリは上表を参照してください。

この系統のお店は売り上げが上がりやすく、過去の総括でもあげていた、売り上げが「15万円」「8万円」などのお店はこの系統のお店です。来場者数が683人だったベルサンピアフリマで14万円売れたのはこの系統のお店でブランド衣料や古着などのお店でした。先日の雨の大郷町フリマ。総来場者数700人で、ポピュラー系統のお店が5千円前後の中、4万5千円売れたのはこの系統のお店です。逆に、来場者数が多いからと言って売れるわけでもないんですね。ですので、この系統のお店は「何人来るか」よりも「どんなお客さんが来るか」がポイントになるんじゃないでしょうか。ただ、売上が上がりやすい反面、『一か八か』感も否めず、売上に落差があるのも特徴的です。

ハンドメイド作家さんが集まる「マルシェPLUS」。ここもスペシャル系統にしています。『「マルシェやりますよ~」という情報をキャッチして会場に来てくれたお客さん』にとってはハンドメイド商品はポピュラーになりますが、やはりうちは「フリマ」なんですね。となると、スペシャルな系統になります。

で、実はこの2つの他にもう一つ、『第三の系統』というのがあるんですが、その話はまたいずれ。

■ 最後に

ここまで書いてきましたが、まだ早いんですよ、『みやぎフリマはこうだ!』って決め打ちしちゃうのは。傾向がそうだからそこに合わせるのか、そういう傾向にあるがそこに甘んじることなくやるか。うちは今のところ、後者です。

ポピュラー系統ではもっと来場者数を増やしていく必要がありますし、増やしたお客さんにまた来てもらえることを意識していく必要があります。スペシャル系統ではインスタでの出店情報の活用をオススメしたり、ターゲットを絞り込んだ広告が必要です。

フリーマーケットの主催は、いかにして出店者の方や来場者の方を巻き込んでいくかというのがテーマになってくるんですが、そこに「オイシイハナシ」や「ウマイハナシ」が用意できないのがみやぎフリマなんですね。

ですので、まずはみやぎフリマの現状を把握していただくことをしていただきながら、ご参加いただきたい。『期待しないで そばにいておくれ』なんて歌がありますが、まさにそんな気分なんでございます。