【大郷町フリマ】09.23&24の総括

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. 企画総括
  6. /
  7. Page 2

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!お天気も良くなかなかのフリマ日和となったわけでございますが集客部分がなかなかうまくいきませんでしたね(;^_^A

もうちょい頑張っていかないといけません。

というわけで総括。

来場者数

まずは時間帯別来場者数を参照してください。

今回お彼岸の影響もあってか、かなり厳しい集客となりました。集客分の予想最大数に対して土曜日が3.6割・日曜日が5.6割。シーズンでこの割合だとかなりきついですよね(;^_^A。

まあ、今回はブース数も少なかったため、お客さんが目指していくには少し物足りなかったのかもしれません。でもこれでよいのです。期待して行って「え?これだけ?」よりはずっと良いです。「オオカミ少年」の物語のメカニズムですね。

それでも総来場者数がそこまで落ちなかったのは❷のお客さんの存在。「通ったらやってたから寄りました」という方々ですね。日曜日は体育館でバスケの試合があったこともあり❷のお客さんの流入が多くありました。

売上

そうした集客状況に対して売上は良好でした。

ポピュラー系統はいつもとほぼ変わらず、いっても1万円くらい。ほとんどのお店はここに達することはありません。ようやく場所代行きましたという方もいらっしゃいます。ここは集客がダイレクトに影響を受けます。重要なのが「何人くるか?」だからです。

今回面白かったのは海外古着を積んで全国を回るバス「ムタザラス」。「¥0かぶっちぎるか」なんてことをおっしゃっておりましたが結果ぶっちぎりました。1日目も良かったですが特に2日目。ここまでなかなか結果が出なかった海外古着ですが圧倒的でした。

売上が上がりやすい時間帯は午前中に集中しがちで、午前中に終わってしまうのがフリーマーケットの特徴ですが、道の駅の場合、5つの要素をしっかり満たしているお店は午後からも売上が上がります。❷のお客さんもターゲットにできるお店ですね。

初出店のムタザラスさんはそのあたりを実証してくれました。15:00前にふと立ち寄ってくれた❷の方が¥14,000分買っていってくれたようです。

まとめ

今回はトータルしてなかなか刺激になる回でした。

集客できていないのに売れてるんです。土曜日に関しては集客分が3.6割であるにもかかわらず、いつもの倍以上売れる方がいました。❷の方に買ってもらえている可能性が非常に高く、❷の方にも対応できているお店ですね。

❷に不向きなお店はいつもと変わらず売れていませんし、いつも以上に売れることはありませんでした。多くの人にとって、「フリマ」が非常に特殊な環境であることをまずは理解してください。あなたや、フリマが好きな方にはフリマは普遍的なものですが、その他大勢の方にとってのフリマは非常に特殊な環境です。

「たかがフリマ」という側面で理解しているか?

こことても大事だと思います。

最後に

お知らせしています通り、10月から「ほりだしものジャンクション」に名前が変わります。かといって大きく何かが変わるわけではありませんし、何か特別なことをしなければいけないわけでもございません。

自分の「売れた」の反対側には、必ずお客さんの「買えた」がありますし、「売れない」の反対側には「買えない」があります。

出店時に必要なのは「相手の身になって考える」こと。小学校までの義務教育レベルの道徳があれば十分でございます。

次回はこんな話。

売れている人は必ず持っている!出店時に持っておきたい5つの要素

❶品物へのアクセスの良さ

例)手に取って確認しやすいレイアウト・プレッシャーを与えない店員さんの位置

❷相場の中の幅

例)お買い得品もあれば相場通りのものもある

❸価格帯の幅 

例)¥100~高額まで

➍品物の幅

例)衣類もあれば、食器やおもちゃ・日用雑貨もある

➎出店情報を利用

例)どんなものを持っていくのかを事前に伝えて目安を作っておく

【大郷町フリマ】09.10.sun開催分のまとめ

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. 企画総括
  6. /
  7. Page 2

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!!天気は良くてよかったのですが、なかなかの暑さで大変でございました。

ではでは早速総括していきたいと思います。

来場者数

実数は時間帯別を参照してください。

まずは➋のお客さんについて。

今回はいわゆる❷のお客さんの流入を調べたかったので、カウンターを使って計測しました。前にも書きましたが、「どのお客さんが❷のお客さんか?」を見分けるには、1円玉を使った人数計測をできるかできないか?をみていくことが必要です。なのでずっと見てました。

この方々の特徴は

・計測を避けるようにかわしていってしまう

・ものすごく手間取っている

ですね。

この方々の人数を測ってました。そこの人数も載せてますので見てみてください。暑さのせいか予想よりも200人ほど少なかったです。道の駅自体も普段の日曜日よりも少なかったそうなのでジャズフェスの影響もあったのかも知れません。

この方々の増減はみやぎフリマにはどうしようもありません。「集客」ではないからです。

お次は❶のお客さん。こちらが「集客」ですね。

今回は❶の目指してきたお客さんが大郷では初めて1,000人を超えました。これは非常にありがたかったですね。ただ、予想最大の6.8割なので、もう少しいきたかったところです。(当初は7割を予想してました。)。それでも夏のフリマよりも予想最大に対する割合もあがり、人数も増えてきているので、今後の推移を見ていきたいと思います。

売上

売上について書いておりましたが、なかなか伝え方が難しいんですね。皆さんそれぞれに異なる条件で出店していますので、その条件を系統ごとに出すのがいいんでしょうが、そこの分類もやっぱり難しいんです。一番は見た人の期待感を膨らませてしまうのが怖いんです。

一般ユーザーの方に向けてシンプルに伝えますとですね、

一般ユーザーで、単価が低いものだけで構成しているところはいっても5,000円くらいだと思っておいてください。ただ、「単価」を「¥0~中古相場までの範囲のどこで設定しているか」にも依ります。

つまり、「そこまで売れませんよ」ということです。

まとめ

「だいぶ工夫する人増えてきたねえ」と言ってくれる方がいました。実際、テーブルやハンガーラックを使って手に取りやすい環境をつくることをする人が増えています。

ブルシでも、ピクニック型対面販売でもいいんですよ。それがいわゆる既存のフリマのイメージですし、人間がそうした視覚的イメージに引っ張られやすい生き物であることもボク自身が自覚しています。ですので、そこから「自分の側に生じた結果」だけ静かに持ち帰ってもらえればまったく問題ございません。ただ、10月からみやぎフリマはその皆さんの「相手側に生じた結果」「相手側に生じ続けるであろう結果」も考慮して、フリマ枠を減らしていきます。

「なんで売れなかったんだろう?」を考えることがある時、そのブルシとピクニック型対面販売はやめてから考えるようにしたほうがよいかも知れません。

追記~

ちょっと前に書きましたが、フリーマーケットの看板のままだと出店者集めが困難になると思ってます。

じゃあなぜ今、なんとなーく成立しているか。

❶安く売りたい人

❷安く売ることができる人 → 業者さん

❸お金じゃなく家からものをなくしたい人 → 非常にまれ

➍高く売れると思っている人 

一番多いのが➍の方だと思います。

これだけはゆっとかないといけないんですが、ここから¥2,000とりたいわけじゃないんで。まずは落ち着いて、自分が持っていくものの中古市場での相場を調べるなどして、出せる時に出してください。そのあたり、お手伝いできるところは過去のブログにも書いてますのでまた読んでみてください。

【大郷町フリマ】7月開催分の総括★

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. 企画総括
  6. /
  7. Page 2

先日は大変暑い中、ご出店・ご来場ありがとうございました!

夏の暑さ対策として朝6時から始めて12時には帰るという企画でございますが、朝から暑いですからね…、なかなか大変です。

というわけで総括。

総来場者数

実数については時間帯別の方をご参照ください。両日ともお子様連れのお客さんは少なかったですね、両日。30日はカブトムシの出店も多かったのですがほとんど売れなかったようです。

予想通り、「❷たまたまのお客さん」の流入は非常に少なかったです。「フリマに行く!」と決めて家を出ているわけではないので、あの暑さで目指していないイベントに立ち寄ることはほぼないでしょう。

ここはあまり触れても仕方ないところなのでこのくらいにしておきます。

肝心なのは「❶目指してきたお客さん」

時間帯別に記載するようにしました「予想最大来場者数」の値は、毎回広告を出しているので少しづつですが増えていきます。現在が「1398人」。これがみやぎフリマを「❶目指して来るお客さん」の上限です。これ以上の方の来場はありません。

では夏のフリマはどうだったか?「予想最大来場者数の5~6割」でございました。

昨年の夏フリマは予想最大数の10割のお客さんの来場があったと考えています。ただ、人数だけを見ると昨年とほぼ変わらない感じです。これはこれでよかったとも言えますが、少し頭に置いておきたい問題がひとつ。それはまた今度。

売上

売上は以下の通りでございます。

16(日)30(日)
ポピュラー系統(平均値)¥5,000~10,000¥5,000~10,000
スペシャル系統¥110,000¥90,000
ポピュラースペシャル系統¥53,900¥39,000
ポピュラー系統以外は最高額を記載。

特筆すべきことはなかった感じでしょうか。昨年夏のデータがないので比較しようがありませんが、今年のデータをみても他の回にくらべて大きく変化はありませんでした。

まとめ

「土曜日のフリマに近い」感じでしょうか?予想通り、「濃い」フリマだったように思います。

なんてさらっと書いておりますが、このフリマを「いつも通り」で成立させたのは出店者の方と来場者の方なんですね。レイアウトや価格設定を3~6月の間当たり前に試行錯誤しながら工夫してきた結果です。

避難訓練みたいなもんです。普段から備えておくから非常事態も慌てない。普段からレイアウトや価格設定を工夫しているから、夏のフリマでも変わらない。

それだけの話でございます。

【大郷町フリマ】6月開催分の総括★

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. 企画総括
  6. /
  7. Page 2

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!なにげに6月の大郷での開催は初めてでございました。

初日は13時頃から雨が降ってきてしまいまして最後まで開催できませんでしたね…。日曜日は天気が良く、お子様連れの方の来場も前日に比べ非常に多かったですね。ただ、なかなかの気温で出店者の方もお客さんも皆さん大変だったかと思います。両日ともホントにお疲れさまでした。

そんな6月の2daysですが、今後どうなっていくのかなあ、という不安な点もちらほら。

というわけで、総括していきたいと思います★

総来場者数

まずは土曜日。実数は時間帯別の方をご参照ください。ここでひとつ見ていただきたいのが「1ブースあたりの来場者数」。

6/24(土)11.95
6/25(日)23.58

今年に入って土日通してもっとも低い値でした。この値は「総来場者数÷ブース数(物販以外のブースは除く)」で算出しております。(ちなみに昨年はこのくらいの数字で推移しています。)

今回、今年初の土曜日が80ブースに達しておりますが、そのブース数に見合ったお客さんの来場が得られず結果的にもっとも低い値となってしましました。みやぎフリマではこの数値は「ポピュラー系統のお店の売上に影響する値」と考えています。

ちなみに、2020年のKHBフリマのデータがコチラ ↓

土曜日32.78(155ブース/5,082人)
日曜日40.76(150ブース/6,115人)

桁違いですね(;^_^A。うちの最高は4月の仙台で30.62でしたが、大郷町ではまだその値に届いていません。(2021年の10月分は「❷のお客さん」がほとんどなので例外なんです(;^_^A)

KHBフリマの場合は、この「1ブースあたり」と「総来場者数」が掛け合わさっての「よく売れた」でしょうから、「1ブースあたり」だけが近づいたからといってKHBフリマになるわけではないんでしょうが、目安にはしています。

土曜日の来場者数で伸びなかったのが過去のブログでも言っている「❷のお客さん」の流入。推定値で94人と過去開催の中でももっとも低い値でした。ただ、この「❷のお客さん」の流入はみやぎフリマにはどうしようもできません。だからこそ「❶目指してきたお客さん」を増やしていかなければいけないのですが、土曜日は「❶のお客さん」も予測よりも1割減でした。

続きまして日曜日。こちらも実は予測を大きく下回りました。「❷のお客さん」は予測より1割減でしたが「❶のお客さん」が2.5割減でした。出店者数が定員に達したのにも関わらず、「❶のお客さん」の減少は少し予想外でした。

先ほども言いましたが❷のお客さんの減少は防ぐこともできませんからデータを積み重ねながら予測していき「対応していく」しかありません。あとから聞いた話ですが、土曜日の道の駅はこのところお客さんが少なかったようですがこの日はいつもよりも良かったそうです。うちの「❶のお客さん」や出店者さんが立ち寄ってくれたからだと思います。

「❶のお客さん」が予測より下回った状況を少し考えてみたのが ↓

リピーターの方の「リピート間隔」があいてきている。
→ そのあいた「枠」を新規のお客さんが埋めてくれている。
→ つまり、その回の「枠」の数そのものは増えていかない。
洗面器に穴が開いているので蛇口を常に開いておいて新しい水を入れていかないと洗面器の水は減る。現在のみやぎフリマの状況はこれ。加えて、洗面器の穴が大きくなっているイメージ。(あくまで推測。)

肝心なのは「なぜリピート間隔があいてきたのか?」ですが、そこはいろいろありますからなかなか難しいところ。(もちろん間隔があいているのではなく、単純に「行かなくなった」という可能性もあります。)

まずは、現状で「リピート間隔があいてきている」と考えて今後の対策を考えていきたいところです。

売上

各ブースで伺った中での系統別の最高額です(ポピュラー系統はプロ出店を除いた平均値)。系統についてはコチラ

24(土)25(日)
ポピュラー系統(平均値)¥5,000~10,000¥5,000~10,000
スペシャル系統¥110,000¥70,000
ポピュラースペシャル系統¥34,00040,000
¥51,000

土曜日は「1ブースあたり」が非常に低くなりましたが、スペシャル系統への影響はありませんでした。この系統はそもそも「より多くの人が買ってくれるものではない」ので、より多くの人を必要とせず、「1ブースあたり」があまり関係ありません。ただ、「それを買ってくれるたった一人」を呼ばなければいけないのでInstagramでの出店情報の掲載は欠かせません。その結果、今回11万円を売り上げたお店は目指してくる方ができ、開始直後で2万円売上げています。

対してポピュラー系統。ポピュラーとは一般的なものを扱っていて、比較的単価が低いものですから「より多くの人」が買ってくれてようやく売上が上がります。ですから「より多くの人」の人数やその方々の行動の影響を受けやすいのが特徴です。土曜日は人数が少なかったですし、日曜日は気温が高かったということがありました。人数が少なければ売上は上がりにくいですし、気温の高さは探索する行動に影響を与えるのかもしれません。プロ出店の方でこの系統の方がいますが、その売上は平均値を上回っています。そもそもの物量が多い上に、価格設定やレイアウトなどを工夫して「より多くの人がアクセスできるようにしている」お店です。

土曜日は日曜日よりもどうしても「❶のお客さん」が3割近く減少します。今のみやぎフリマのチカラで3割減少してしまうと仮に80ブース集まった場合に「1ブースあたり」の値が今回のように下がる可能性があります。もう少し集客が安定するまでは土曜日の定員を減らしていくことも必要かもしれません。

最後に

今年の開催回数は、すでに昨年を上回っています。また、他会場でのフリマやイベントなども増えてきており、そのあたりがお客さんのリピート間隔に影響を与えていくことが考えられます。そこをカバーできるように広告は出しながらやっていくつもりではありますが、今回の状況を考えると追いつかない可能性もあります。

「みやぎフリマに出店するかしないか」の選択時、あるいは「出店をする場合の対策」を考える場合の参考になさってくださいませ★

【仙台卸町フリマ】ご出店・ご来場ありがとうございました‼★

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. 企画総括
  6. /
  7. Page 2

今回もありがとうございました!

土曜日は雨予報ではございましたが「雨が降るまで」ということで開催いたしました。昼頃には本格的に降り始め終了となってしまいましたが、出店者の方もうまく対応してくださって天気予報など見ながらギリギリまで頑張ってくださいました。それに応えるようにお客さんも早くから来てくださり、何とかかんとか形にはなりましたかね。

日曜日は天気も良く、いつも通りな感じで開催できました。風速7mの風の強さはありましたが、建物のおかげか出店エリアはそこまで強くならなかったのが幸いでした。(7mの風速は、大郷では開催できない風速です。)

また、日曜日は駐車場に入れない・道路が渋滞などの問題があり、ご迷惑おかけいたしました。特にサンデー様のテナント様で病院があるのですがそちらへの通院に支障があったようで本当にすみませんでした。

いつもはここから各日のまとめみたいなこと書くんですが、今回はちょっとやめとこうかなと思います。来場者数はすでに出しておりますのでそちらをご参照ください。

今回の売り上げはよく似た特徴を持つ2つのお店の売り上げのみにしておきます。

土曜日日曜日
A47,000円78,000円
B42,000円68,000円
ちなみに、「100円のモノを780個売って78,000円」ではありません。

この2つのお店の特徴をもとに、やっぱり考えていきたいのは以下のことでございます。

価格設定

ヤフオク・メルカリ実際の値付け全部売れたら
落札相場100円のものに「300円」の値付けで10個3,000円
落札相場100円のものに「100円」の値付けで10個1,000円
落札相場100円のものに「80円」の値付けで10個800円
価格設定のパターン3つ

【❶の場合】より多くのお客さんが来る会場を選ぶことが必要です。この場合の「より多く」は確率の問題です。買ってもらえる確率が低いので母数を増やすことしか対応策がありません。100人の1%は1人ですが1000人の1%は10人ですよね?ちなみに、この値付けではいわゆる「価格交渉」も起こりませんし、この値段で表示してしまうと誰も近寄らない店になってしまいます。

【❷の場合】❶のケースよりは売れるかもしれません。ここだとおそらく価格交渉も起こります。

【❸の場合】❷よりもさらに売れやすくなります。ただ、売上を増やすためにはより多くのお客さんに買ってもらうことが必要です。この場合の「より多く」は❶のような確率での問題ではなく、シンプルに買ってくれる人数の話です。こういった価格帯のもので売上を上げたい場合も、より多くのお客さんが来る「グランディフリマ」や「村田フリマ」の方が手っ取り早いかも知れません。ちなみに、グランディでも売れなかった場合、みやぎフリマではさらに無理です。人数が少ないからです。

「フリマの相場」「フリマ価格」なんて言葉がありますが、あるのは「中古の相場」だけだと思ってます。「中古の相場に対してどういった値付けをしていくのか」、ただそれだけの話で、それは店舗だろうがフリマだろうが変わりはありません。

フリマの場合、6時間という短時間で売上を上げなければいけないという販売環境なので、より効率よく売上を上げていく必要があります。皆さんは上記3つの価格帯、どこで値付けをしていきたいでしょうか?フリーマーケットにおける値付けは、国内における1999年のヤフオク開始・2013年のメルカリ開始により、この両者のネット相場における制約を受けていますから、そこを完全に無視した値付けは受け入れられにくいです。

まずは、中古の相場をヤフオクやメルカリなどで「自分が売ろうとしているモノが人にいくらで買われているか?」を簡単に調べることからはじめるとよいかも知れません。

上記2つのお店はこのあたりが絶妙でした。

ディスプレイ

価格設定に加えて、ブースのレイアウトも絶妙です。商品へのアクセスがよいのでお客さんが触れます。「見えるように」だけではなく、「触れるように」なってます。

「これをやれば売れる」ではなく、「これがないと売れない」のです。片方の方はフリマ出店の先輩に「絶対品物を下に置くなよ、そんなの関東じゃ相手にされないからな」と言い聞かされていたそうです。

とまあ、書いてはおりますが売れるんですよ。ただ午前中だけですね、おそらく。触りにくいものを自分から触りに来てくれるのは「朝一番からくるフリマのスペシャリスト」みたいなお客さんだけで、その方がいるのは午前中だけです。

この2つのお店は終わりまでお客さんが立ち寄りました。だから午後からも売れるんですね。

持ってくるものは何でもいいんです。何が売れるかは分かりません。ただ、価格設定とディスプレイ、ここだけはしっかり考えておいた方がよいでしょうね。この2つが土台です。土台がないと家は建ちませんよね?

これをしっかりやった上で、いろんな品物を幅広く持ってきていたこの2つのお店が仙台では多くの人に受け入れられる結果となりました。

この2つのお店は大郷フリマでも売上が安定していましたが、仙台ではさらにその上を行く売り上げがあったわけです。

最後に

みやぎフリマはよく「出店料が安い」と言われております。初回の方も無料です。ただですね、これホント間違えないでください。

かからないのは「金銭的なコスト」だけです。それ以外の肉体的コスト・時間的コスト・精神的コスト・頭脳的コスト。これらは普通にかかります。かけないと、結果が出にくいです。

他のグランディフリマや村田フリマは確かに金銭的なコストはかかりますが、他の4つのコストは圧倒的にかかりません。ブルーシートに広げるだけでどんどん売れるそうです。時間も手間もいらないんですよ。頭脳もいりません。いらないもの持ってきてブルーシート広げてその上に置くだけですから。

そのグランディや村田で売れなかったら、試すまでもなくうちでは無理です。

ホントこれ、よろしくお願いします。

【大郷町フリマ】ご出店・ご来場ありがとうございました!!!

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. 企画総括
  6. /
  7. Page 2

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!

土曜日開催は3/4に続いて2回目。なかなかおもしろい結果になったんじゃないかと思っております。

土日開催の場合、フリマ好きの方々にとってのスタートは「土曜日」なんですね。

そのことがなんとなーく見えた土曜日開催でした。

今回の総括はやりがいあり!

というわけで早速。

来場者数

土曜日は出店者の方・来場者の方どちらも「休みじゃない」という事情もありますから、そのあたり考慮して来場者の方については、みやぎフリマを目指してきた方の人数は「予想最大来場者数」の7割で計算しておりました。

今回で言えば「1,091人」が予想最大来場者数でしたので、「763人」は目指してくる方がいると考えていたわけです。

まあ、最終的にそこのはっきりした数字は分かりませんが、総数が「809人」で、来場者数計測での皆さんの様子を見ていると割合的には ↓ という感じです。

予想最大来場者数当初7割で計算実際(5.6割)
1,091763606

4月は今のところ道の駅おおさとのお客さんも多くない状況だそうで、その1番の要因と考えられるのが「お花見」だそうです。

となると、この土曜日の「目指してきたお客さん」の数は予想最大数の7割で計算していましたが、さらにそこから1.5割減少したのは「お花見」の影響もあったかもしれません。

恐るべし「お花見シーズン」…。

でもまあ、先日のグランディフリマも「WBC」の影響で人出が午後前あたりからだったとも聞いていますからそういうもんなのでしょう。

まとめますと、こんな感じ。

ブース数来場者数
45ブース809

こうして数字を見ると、閑散としてる感じ出てますねえ。実際、やや閑散としておりました(;^_^A

で、これが、土曜日のイメージですね。そしてこのイメージが土曜日の来場を減らし、出店を減らしていきます。

ただ、肝心なのは、「行動に随伴した結果」です。

● 出店した結果、売れたのか?

● 来場した結果、つまんなかったのか?

です。

その指標のひとつが「売上」ですね。

売上の例

こちらが今回の売上を聞いた方の実例。

4/8
(土)
来場者数
809
出店料売上目標実際の売上利益手数料率
¥0¥5,000¥5,000
¥0¥16,000¥16,000
¥1,000¥10,000¥5,000¥4,00025%
¥1,000¥10,000¥8,000¥7,00012.5%
¥1,000¥10,000¥10,000¥9,00010.00%
¥1,000¥10,000¥16,000¥15,0006.25%
¥1,000¥10,000¥40,000¥49,0002.5%
¥2,000¥20,000¥43,000¥41,0004.65%
¥2,000¥20,000¥50,000¥58,0004%
¥2,000¥20,000¥80,000¥78,0002.56%
2022/06/26来場者数
683
¥0¥0¥140,000¥140,0000.00%
赤字は手数料率をフリマアプリと合わせた場合。

最高額は8万円。(この方、19日の日曜日よりも売上は上がりました。)確かに下がった方もいますが、横ばいの方もいらっしゃいましたね。そのあたりはいつも通り。

出店した結果 → 売れた

出店者「売れた」 = 「来場者」買えた

ですから

土曜日に来ていただいた方の全員とは言いませんが、「良い経験」として残ったんじゃないかと思います。

これが一番知りたかったところですね、今回。

土曜日だからと言って手を抜く出店者の方もいません。いいものは土曜日にもあります。

土曜日だからと言って行くのをやめるフリマ好きもいません。ですからいいものを持ってくるとこの方々が買ってくれています。

ちなみに、2回目以降の出店料が安いのも「土曜日」です笑

みやぎフリマでは売上が上がりにくいもの

そんな土曜日のフリマですが、これはうちでは厳しいかなあというものがあります。で実際に厳しかったもの。

完全に人数に比例して売れるもの」ですね。これは厳しいかもしれません。

● 飲食やキッチンカー

● そもそもの「相場での価格」が安く、「数」を売らなけらば売上が上がらないもの

などです。

オークションアプリなどを覗いてみると中古での相場がわかります。

「相場での価格」が100円のもので10,000円売上を上げようと思ったら100個売らなければいけません。その人数の確保は土曜日では難しいかもしれませんし、うちだと日曜日でも難しいかもしれません。

そういったものは「グランディフリマ」や「村田フリマ」などの集客力があってお客さんの認知度も高いところの方が売上が上がりやすいかと思います。いわゆる「フリマの相場=100円」みたいなものがお客さんや出店者の方にもしっかり根付いていて、「お買い得品がたくさんある」と多くの人に認知されている人気の会場ですね。仮にその会場でも難しかった場合、みやぎフリマではさらに無理です。

実際、みやぎフリマだと単価が低めの設定のお店は売上が全く上がっていません。来場者数が少ないからですね。

※今回、8万円売り上げたお店は、100円のものを800個売ったわけではないんです。

最後に

去年は土曜日開催を避けてきました。出店数が減り、来場者数も減るというのがなんとなく見えていたからです。で、実際やっぱりそうです。

ただ、実際開催してみて売上の結果を見ると、それなりに行けるかなあという気がしております。

それにしても、もう少し出店数はあった方がいいでしょうし、お客さんももう少しいてくれた方がよいので、そのあたりは何とかしていきます。

今後ともよろしくお願いいたします。

【大郷町フリマ】今回もご出店・ご来場ありがとうございました!★

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. 企画総括
  6. /
  7. Page 2

本日は、ご出店・ご来場ありがとうございました!!

まあ、とにかく寒かったですね、風も強いし。

それでもお客さんはよく足を運んでくださいましたし、出店者の方も最後まで頑張ってくださいました。本当にありがとうございました!

個人的には、やっぱり10~20代の若い人の姿を会場内で見られるようになってきたのは嬉しいですね。自分もフリマを知ったのは20代前半でしたし、当時は1995年あたりでKHBフリマ全盛でした。きっかけはそのテレビCMでしたから、やっぱり広告はしっかり出していきたいところです。(テレビCMって「自分で調べてたどり着く情報」(主体的)ではなく、「勝手に視界に飛び込んでくる情報」(客体的)です。)

というわけで、今回のフリーマーケットをポイントごとに総括してまいりましょう。

来場者数とその内訳

総来場者数は1,312人。このあたりは「時間帯別来場者推移」をご参照ください。

問題はその中での、❶のお客さん「目指してきた方」と、❷のお客さん「たまたま寄った方」の割合。

今回は、❶のお客さんは予想最大数の6割にしてます。ちなみに3/4の土曜日は7割にしてました。

なんで6割か?

人数計測で戸惑う人が多かったという点ですね。

時間帯で言うと10時以降。ここから「え?なにこれ」という方が増え始めました。❷のお客さんの流入が増え始めたということです。そこからはもう人数計測の声掛けを止めることができないくらいでしたから、そうしたことを踏まえると「あらかじめやり方が分かっていた=目指してきた=❶のお客さん」の割合は6割くらいかなあ、という感じです。

つまり、「きちんとお客さんを呼べなかった」ということです。

実際の「売り上げ」と「手数料率」の事例

3/19
(日)
来場者数
1,312
出店料売上目標実際の売上利益手数料率
¥0¥13,000¥13,000
¥1,000¥10,000¥3,000¥2,00033.3%
¥1,000¥10,000¥10,000¥9,00010.00%
¥1,000¥10,000¥16,000¥15,0006.25%
¥1,000¥10,000¥20,000¥19,0005.00%
¥2,000¥20,000¥50,000¥48,0004.00%
¥2,000¥20,000¥60,000¥58,0003.33%
¥3,000¥30,000¥70,000¥67,0004.28%
2022/06/26来場者数
683
¥0¥0¥140,000¥140,0000.00%
赤字は手数料率をフリマアプリと合わせた場合。

今回はこんな感じ。

最高売上は前回よりも下がりました。

前回3/5(日)にも出店された方については、「下がった」「横ばい」「上がった」など様々。

総来場者数が前回よりも1,980→1,312人に減少してますから「下がった」はなんとなくうなづけますが、「横ばい」「上がった」は意外ですよね?

少し面白いエピソード。

●10時の集金時に「売上350円…。」という方が、最終的に7万円になったそうです。

●いつもより売上が行ってなかった方が、終了間際に来たお客さんが2万4千円分買ってくれて最終的には売上が上がったそうです。

まとめますと、

総来場者数の減少はありましたが、売上が極端に減った方や極端に少なかった方はごくわずかだった

ということでよいかと思います。

出店情報掲載」の効果

みやぎフリマでは、Instagramを使用して、どんなものを持ってくるのか?どんなお店が出店するのか?をあらかじめお客さんに伝えていく取り組みをしておりますが、明らかに「Instagramを見てきました」とおっしゃった方がいたケースをご紹介。

●ヘラクレスオオカブト虫の幼虫

●昭和レトロな四つ足テレビ(ひとめぼれだったそうです)

●ANA50周年の記念自転車

ちなみに価格は100円ではありませんし、多くの人が欲しがるような一般的なものでもありません。

最後に

上は「出店させたが勝ち」で、きわめて短期的で現代的。Aを操作しながら行動を誘発するだけだから、Aをどう変化させるかがポイント。

みやぎフリマが採用している随伴性は下の随伴性です。短期目線で考えた場合、きついんですが、これをしっかりやらないと、うちの場合はコスト面において中長期的にみるときつくなってきます。

上の随伴性は、その刺激にインパクトがあればあるほど、出店者の方の刺激弁別が起こりやすくなり、「その刺激がないと出店しない」という結果を生じる可能性があるので、中長期的に見るとコストが非常に高くなっていってしまう懸念があるんですね。「大規模化」が前提となって、精神的・身体的・時間的・知能的コストがかかりすぎて、肝心な下の随伴性の達成にコストをかけられなくなることは避けたいとこです。、うちは。

どちらかというと、コストは下の随伴性のためにかけていきたいし、今もこうして書いている結果のフィードバックこそがみなさんにとっての先行条件になればと思っております。

本日は本当にありがとうございました!!!

余談として。

おまわりさんが隠れて交通違反を取り締まっていることがありますよね?あれは、「おまわりさん」という刺激の有無によって、「安全運転」という行動の生起が左右されないようにしているわかりやすい例じゃないかと思います。刺激弁別が起こらないようにしているんでしょうね。

国民が、「おまわりさんが立っていないと安全運転ができない」という状況ができてしまうと、おまわりさんが何人いても足りませんからね。隠れて小銭を稼いでいるわけではなく、国民が標識を手がかりにしたり教習所で習ったルールに基づいて安全運転を自発させるためには「隠れて取り締まる」というのは必要なアプローチなんですね。政府や大企業の方法論を見ていると、この三項随伴性についてものすごく理解している気がします。