【大郷町フリマ】7月開催分の総括★

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. Page 2

先日は大変暑い中、ご出店・ご来場ありがとうございました!

夏の暑さ対策として朝6時から始めて12時には帰るという企画でございますが、朝から暑いですからね…、なかなか大変です。

というわけで総括。

総来場者数

実数については時間帯別の方をご参照ください。両日ともお子様連れのお客さんは少なかったですね、両日。30日はカブトムシの出店も多かったのですがほとんど売れなかったようです。

予想通り、「❷たまたまのお客さん」の流入は非常に少なかったです。「フリマに行く!」と決めて家を出ているわけではないので、あの暑さで目指していないイベントに立ち寄ることはほぼないでしょう。

ここはあまり触れても仕方ないところなのでこのくらいにしておきます。

肝心なのは「❶目指してきたお客さん」

時間帯別に記載するようにしました「予想最大来場者数」の値は、毎回広告を出しているので少しづつですが増えていきます。現在が「1398人」。これがみやぎフリマを「❶目指して来るお客さん」の上限です。これ以上の方の来場はありません。

では夏のフリマはどうだったか?「予想最大来場者数の5~6割」でございました。

昨年の夏フリマは予想最大数の10割のお客さんの来場があったと考えています。ただ、人数だけを見ると昨年とほぼ変わらない感じです。これはこれでよかったとも言えますが、少し頭に置いておきたい問題がひとつ。それはまた今度。

売上

売上は以下の通りでございます。

16(日)30(日)
ポピュラー系統(平均値)¥5,000~10,000¥5,000~10,000
スペシャル系統¥110,000¥90,000
ポピュラースペシャル系統¥53,900¥39,000
ポピュラー系統以外は最高額を記載。

特筆すべきことはなかった感じでしょうか。昨年夏のデータがないので比較しようがありませんが、今年のデータをみても他の回にくらべて大きく変化はありませんでした。

まとめ

「土曜日のフリマに近い」感じでしょうか?予想通り、「濃い」フリマだったように思います。

なんてさらっと書いておりますが、このフリマを「いつも通り」で成立させたのは出店者の方と来場者の方なんですね。レイアウトや価格設定を3~6月の間当たり前に試行錯誤しながら工夫してきた結果です。

避難訓練みたいなもんです。普段から備えておくから非常事態も慌てない。普段からレイアウトや価格設定を工夫しているから、夏のフリマでも変わらない。

それだけの話でございます。

【大郷町フリマ】6月開催分の総括★

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. Page 2

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!なにげに6月の大郷での開催は初めてでございました。

初日は13時頃から雨が降ってきてしまいまして最後まで開催できませんでしたね…。日曜日は天気が良く、お子様連れの方の来場も前日に比べ非常に多かったですね。ただ、なかなかの気温で出店者の方もお客さんも皆さん大変だったかと思います。両日ともホントにお疲れさまでした。

そんな6月の2daysですが、今後どうなっていくのかなあ、という不安な点もちらほら。

というわけで、総括していきたいと思います★

総来場者数

まずは土曜日。実数は時間帯別の方をご参照ください。ここでひとつ見ていただきたいのが「1ブースあたりの来場者数」。

6/24(土)11.95
6/25(日)23.58

今年に入って土日通してもっとも低い値でした。この値は「総来場者数÷ブース数(物販以外のブースは除く)」で算出しております。(ちなみに昨年はこのくらいの数字で推移しています。)

今回、今年初の土曜日が80ブースに達しておりますが、そのブース数に見合ったお客さんの来場が得られず結果的にもっとも低い値となってしましました。みやぎフリマではこの数値は「ポピュラー系統のお店の売上に影響する値」と考えています。

ちなみに、2020年のKHBフリマのデータがコチラ ↓

土曜日32.78(155ブース/5,082人)
日曜日40.76(150ブース/6,115人)

桁違いですね(;^_^A。うちの最高は4月の仙台で30.62でしたが、大郷町ではまだその値に届いていません。(2021年の10月分は「❷のお客さん」がほとんどなので例外なんです(;^_^A)

KHBフリマの場合は、この「1ブースあたり」と「総来場者数」が掛け合わさっての「よく売れた」でしょうから、「1ブースあたり」だけが近づいたからといってKHBフリマになるわけではないんでしょうが、目安にはしています。

土曜日の来場者数で伸びなかったのが過去のブログでも言っている「❷のお客さん」の流入。推定値で94人と過去開催の中でももっとも低い値でした。ただ、この「❷のお客さん」の流入はみやぎフリマにはどうしようもできません。だからこそ「❶目指してきたお客さん」を増やしていかなければいけないのですが、土曜日は「❶のお客さん」も予測よりも1割減でした。

続きまして日曜日。こちらも実は予測を大きく下回りました。「❷のお客さん」は予測より1割減でしたが「❶のお客さん」が2.5割減でした。出店者数が定員に達したのにも関わらず、「❶のお客さん」の減少は少し予想外でした。

先ほども言いましたが❷のお客さんの減少は防ぐこともできませんからデータを積み重ねながら予測していき「対応していく」しかありません。あとから聞いた話ですが、土曜日の道の駅はこのところお客さんが少なかったようですがこの日はいつもよりも良かったそうです。うちの「❶のお客さん」や出店者さんが立ち寄ってくれたからだと思います。

「❶のお客さん」が予測より下回った状況を少し考えてみたのが ↓

リピーターの方の「リピート間隔」があいてきている。
→ そのあいた「枠」を新規のお客さんが埋めてくれている。
→ つまり、その回の「枠」の数そのものは増えていかない。
洗面器に穴が開いているので蛇口を常に開いておいて新しい水を入れていかないと洗面器の水は減る。現在のみやぎフリマの状況はこれ。加えて、洗面器の穴が大きくなっているイメージ。(あくまで推測。)

肝心なのは「なぜリピート間隔があいてきたのか?」ですが、そこはいろいろありますからなかなか難しいところ。(もちろん間隔があいているのではなく、単純に「行かなくなった」という可能性もあります。)

まずは、現状で「リピート間隔があいてきている」と考えて今後の対策を考えていきたいところです。

売上

各ブースで伺った中での系統別の最高額です(ポピュラー系統はプロ出店を除いた平均値)。系統についてはコチラ

24(土)25(日)
ポピュラー系統(平均値)¥5,000~10,000¥5,000~10,000
スペシャル系統¥110,000¥70,000
ポピュラースペシャル系統¥34,00040,000
¥51,000

土曜日は「1ブースあたり」が非常に低くなりましたが、スペシャル系統への影響はありませんでした。この系統はそもそも「より多くの人が買ってくれるものではない」ので、より多くの人を必要とせず、「1ブースあたり」があまり関係ありません。ただ、「それを買ってくれるたった一人」を呼ばなければいけないのでInstagramでの出店情報の掲載は欠かせません。その結果、今回11万円を売り上げたお店は目指してくる方ができ、開始直後で2万円売上げています。

対してポピュラー系統。ポピュラーとは一般的なものを扱っていて、比較的単価が低いものですから「より多くの人」が買ってくれてようやく売上が上がります。ですから「より多くの人」の人数やその方々の行動の影響を受けやすいのが特徴です。土曜日は人数が少なかったですし、日曜日は気温が高かったということがありました。人数が少なければ売上は上がりにくいですし、気温の高さは探索する行動に影響を与えるのかもしれません。プロ出店の方でこの系統の方がいますが、その売上は平均値を上回っています。そもそもの物量が多い上に、価格設定やレイアウトなどを工夫して「より多くの人がアクセスできるようにしている」お店です。

土曜日は日曜日よりもどうしても「❶のお客さん」が3割近く減少します。今のみやぎフリマのチカラで3割減少してしまうと仮に80ブース集まった場合に「1ブースあたり」の値が今回のように下がる可能性があります。もう少し集客が安定するまでは土曜日の定員を減らしていくことも必要かもしれません。

最後に

今年の開催回数は、すでに昨年を上回っています。また、他会場でのフリマやイベントなども増えてきており、そのあたりがお客さんのリピート間隔に影響を与えていくことが考えられます。そこをカバーできるように広告は出しながらやっていくつもりではありますが、今回の状況を考えると追いつかない可能性もあります。

「みやぎフリマに出店するかしないか」の選択時、あるいは「出店をする場合の対策」を考える場合の参考になさってくださいませ★

【フリーマーケット】系統別に見ると分かる「みやぎフリマ」の現状

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. Page 2

お世話になっております!ちょっと今日はテーマを変更して書いていこうと思います。というのもですね、初めての人にも参考になるデータを出していきたいのでやっぱり企画終了後のフィードバックはしっかりやっていきたいんですね。来場者数や出店数などは一覧で出していますが、売上というところも出していきたいわけです。

過去、何回かは出しておりますが、どうも単に売上だけを書いていくのも違うなあと。売上金額を見ていく中で出店者の方には系統があることに気付き、その系統ごとに売上を出さないとダメかもなあと思うようになりました。

というわけで、本日は「出店の系統について」

大きく分けて2系統。「ポピュラー路線」か「スペシャル路線」。

■ 誰に対しての「ポピュラー」か「スペシャル」か

まずは誰に対して「ポピュラー」か「スペシャル」かというところがありますが、そこは『「フリマやりますよ~」という情報をキャッチして会場に来てくれたお客さん』に対してということになりますかね。

つまり、現状におけるこの2系統の売上の傾向は、みやぎフリマに来てくださるお客さんの傾向というのが見えてくるかと思います。

■ ポピュラー系統

連想する時のキーワードは「一般的・大衆的・お買い得」あたりでしょうか。あと、「流行」なんてのもひとつ入ってくる気もしますね。少しわかりにくいので具体的に商品カテゴリを示しております。ちなみに「飲食・キッチンカー」も、「食」ってごく基本的な生理的欲求なのでコチラに入るかと思います。

この「ポピュラー」系統。いつかのブログで書いておりますが、みやぎフリマ企画では売上をあげていくのが非常に難しい傾向で、日曜日においても平均的に見て最高売上は10,000円前後でしょうか。ボクもグランディでこの系統で出店してきましたが、(【フリーマーケット】グランディフリマに出店してまいりました!)、グランディフリマの凄さを痛感いたしました。あちらはやはり人の数が圧倒的に違うんですね。来場者数がポイントになってくるのがこのポピュラー系統です。

少し気をつけていただきたい点。例えば、ポピュラー系統であるおもちゃや子供服なんですが、運動会などの学校行事があるときはお子さんやご家族連れが減少するので売り上げが下がることがあります。このように、ポピュラー系統での出店においても、総来場者数が多くても買ってくれる層が別の事情で会場に来れない場合は注意が必要な場合があります。

■ スペシャル系統

連想する時のキーワードは「限定的・マニアック・少し趣味色が濃い・相場が高い」ですかね。カテゴリは上表を参照してください。

この系統のお店は売り上げが上がりやすく、過去の総括でもあげていた、売り上げが「15万円」「8万円」などのお店はこの系統のお店です。来場者数が683人だったベルサンピアフリマで14万円売れたのはこの系統のお店でブランド衣料や古着などのお店でした。先日の雨の大郷町フリマ。総来場者数700人で、ポピュラー系統のお店が5千円前後の中、4万5千円売れたのはこの系統のお店です。逆に、来場者数が多いからと言って売れるわけでもないんですね。ですので、この系統のお店は「何人来るか」よりも「どんなお客さんが来るか」がポイントになるんじゃないでしょうか。ただ、売上が上がりやすい反面、『一か八か』感も否めず、売上に落差があるのも特徴的です。

ハンドメイド作家さんが集まる「マルシェPLUS」。ここもスペシャル系統にしています。『「マルシェやりますよ~」という情報をキャッチして会場に来てくれたお客さん』にとってはハンドメイド商品はポピュラーになりますが、やはりうちは「フリマ」なんですね。となると、スペシャルな系統になります。

で、実はこの2つの他にもう一つ、『第三の系統』というのがあるんですが、その話はまたいずれ。

■ 最後に

ここまで書いてきましたが、まだ早いんですよ、『みやぎフリマはこうだ!』って決め打ちしちゃうのは。傾向がそうだからそこに合わせるのか、そういう傾向にあるがそこに甘んじることなくやるか。うちは今のところ、後者です。

ポピュラー系統ではもっと来場者数を増やしていく必要がありますし、増やしたお客さんにまた来てもらえることを意識していく必要があります。スペシャル系統ではインスタでの出店情報の活用をオススメしたり、ターゲットを絞り込んだ広告が必要です。

フリーマーケットの主催は、いかにして出店者の方や来場者の方を巻き込んでいくかというのがテーマになってくるんですが、そこに「オイシイハナシ」や「ウマイハナシ」が用意できないのがみやぎフリマなんですね。

ですので、まずはみやぎフリマの現状を把握していただくことをしていただきながら、ご参加いただきたい。『期待しないで そばにいておくれ』なんて歌がありますが、まさにそんな気分なんでございます。

【大郷町フリマ】「❷《たまたま》のお客さん」を理解する

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. Page 2
宮城県 フリーマーケット 2023

お世話になっております。

ようやくいい感じに視覚化できたんじゃないかと自画自賛しております、小林です。

道の駅おおさとでのフリマ。来場者の方の分布は、こういう感じのグラデーションになっています。前回は、まずはここを理解しておきましょうという話でございました。

本日はこのグラデーションの中の「たまたまな人」の話。

「たまたまのお客さん」というのは、

道の駅に寄ったら(あるいは通ったら)「あ、何かやってる、行ってみよう」「あ、フリマなんてやってんだあ、行ってみよう」という方々ですね。

このお客さんについてもう少し具体的に言語化していきます。

このブログも、HPも、Instagramも見たことがありません。(見ていたならそれは「目指してきた」お客さんですね)

皆さんが会場で出店していることも知りません。

〇〇を買いに来た、ということもありません。

「暑い・寒い」などの厳しい環境下では会場まで来ることはありません。

「品物にアクセスしやすい(not 見やすい)」環境でしか買い物経験がありません。

こういうお客さんですね。

「いやいや、そうとは限らない。」

確かにそうです。

ただ、「たまたまのお客さんとはこういうお客さんだ」と考えておきながら、対策を考えておく。

これが重要なんだと思います。

そのイメージを示したのが↓。

たまたまな人に合わせたアプローチをしていくと、そこより上の全てのお客さんがターゲットになります。

で、全てのお客さんがターゲットになるアプローチをしておくと、全時間帯に人が立ち寄るようになります。

全時間帯に立ち寄るようになると、売上が上がりやすくなります。

そういうお店の共通点がコレ↓

次回はそんなお話。

【大郷町フリマ】会場「道の駅おおさと」を理解する

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. Page 2

お世話になっております!

先日はご出店・ご来場ありがとうございました!いつもは総括なんてのを書いておりましたが、ここ最近、何を書けばいいのかわからなくなっておりまして(;^_^A、書いては消し書いては消しを繰り返し、結局書けておりません(;^_^A

総来場者数や、時間帯別の来場者数などは別記しておりますのでそちらをご参照ください。

あと、ボクが書くのは出店者の方向けの発信がほとんどなんですが、なんといっても「売れた=買えた」なわけですから、お客さんの良い経験にも間接的に結びついているところなのでご容赦ください。

先日、今年の後半分のスケジュールを更新いたしました。そんなこともあり、今後の全出店者の方と共有しておきたい一つの事柄、会場の特性について書いていこうと思います。

「❶《目指して》のお客さん」と「❷《たまたま》のお客さん」を理解する

道の駅おおさとで開催する時、この2種類のお客さんが入り混じり、総来場者数となります。(❶+❷=総来場者数)

❶《目指して》の方々とは、開催情報を事前に知っていた方々ですね。インスタやホームページなどで予定を知って「フリマに来た」方々です。

❷《たまたま》の方々とは、開催していることを当日知った方々ですね。インスタもホームページも見たことがない方々です。そもそも普段からフリマの予定を熱心に調べることはない方で、当日たまたま道の駅に立ち寄って「へえ。こういうのやってるんだ~」という方や、フリマというワードは知っているけど自分で探していくほどではない方々などです。

まずは、この2種類のお客さんが入り混じるのが道の駅おおさとでのフリマであることを理解しておいてください。

(ちなみに、グランディのフリマは、❶《グランディフリマを目指してきた》お客さんだけです。あのフリマのすごさはそこです。)

❶と❷のお客さんそれぞれの人数は時間帯別の方に記載しております。ただ、ここは非常にあいまいです。

うちは、入り口で人数計測を行なっていますが、ここは総来場者数の計測だけでなく、❶のお客さんか、❷のお客さんかを識別できる場所でもあります。

❷のお客さんは、これ、できません。

できない人が非常に多くなる時間帯が午後ですね。昼過ぎからはほとんどできないので、声をかけながらお願いしています。

その感覚をもとに総来場者数の中から❶❷の方の割合を出して記載しております。感覚なのであいまいです。でもまあ、当たらずとも遠からず、かなあなんて思いながら記載しておりますので、ひとつ参考になさってください。

まずは、この、「❶《目指して》のお客さん」と「❷《たまたま》のお客さん」はしっかり切り分けて考えておいてください。

次回は、

「❷《たまたま》のお客さん」を理解する

【フリーマーケット】グランディフリマに出店してまいりました!

5/20(土)21(日)、グランディフリマに出店してまいりました!最後出店したのは2019年くらいですかね、ホント久々。

今回、ポピュラー路線である「レディース服」「子供服」「ベビー服」「食器」などを大量にいただける機会に恵まれまして、そちらを出品することにいたしました。

出店者の方向けに「こういうのはやっておくと良いかもしれませんよ~」ということを書いている手前、自分もそれをやらないわけには行かず(;^_^A、ひと通りやってみました。

価格設定

値付けにあたっては、ネットで中古の相場を調べました。

その結果、値付けはほぼ100円以下でした。ただ、市場での相場が1,000円のものに100円つけているわけではありません。500円のものに100円つけているわけではありません。相場が100円のものに100円つけているだけの「特にお得感もない値付け」でございます。

持っていこうとしたものの中にはもう少し相場でも高く取引されているものもありました。ただ、フリマは6時間という間で売らなければいけない厳しい環境です。求められるのは「スピード感がある値付け」とでも言いましょうか、そういう値付けが必要です。最終的には「100円ならポンポンポンとテンポ良く売れるんじゃなかろうか。でも500円相場のものを100円で売るのはちょっとなあ。じゃあ、100円相場のものを持っていきましょか。」というところです。

価格を設定したところで、「全部売れたら」をざっくり計算してみます。この作業は非常に重要で、これが「フリマに挑むorやめとく」、フリマに出すのであれば「どのフリマ会場に出すか」を決める分かれ道なんですね。

その結果、全部売れたら「2万円行くか行かないか」というところでした。

グランディの出店料を見てみましょう。

手数料目標売上
5/27(土)3,500円35,000
5/28(日)2,800円28,000
合計6,300円63,000

本来は手数料率を10%にしたいわけですから、グランディでの売上目標はこのようにしておきたいとこですよね。ところが、価格設定した時点で「全部売れても2万円」は行く前にわかっっちゃいました。

全部売れるなんてことはまずありません。この場合、「半分売れて、いっても1万円」がいいとこでしょうね。本来なら、どう考えても効率悪いので「フリマ、やめとこか…」が妥当なところですが、今回は売上うんぬんではなかったので行きました。とにかくやってみたかった。

ディスプレイ

これらの品物を、ブルーシートいう手に取りにくいところに置くのではなく、テーブルの上、ハンガーラックにかけて手に取りやすい環境で販売するということをやりました。

ブルーシートという手に取りにくい環境で探してくれるのは「フリマの熱烈なリピーター」だけです。「フリマの熱烈なリピーター」は午前中の早い時間でいなくなります。朝7時から来てる方たちですから。

でも、その後もお客さんは来ますよね?ディスプレイをしっかりやっておきたい理由は、10時以降のお客さんにもしっかり見てもらいたいからです。その時間帯に来るお客さんの探索スキルはマチマチ。積極的にガツガツ探せる人も朝寝坊して遅れてきている可能性もありますが、オープン時間後にゆっくり「フリマに初めて来てみた」みたいな人も多いと思います。そういう人ってガツガツは探せないんですよ。だから「手に取りやすく」しておきたいんですね。

ですので、ブルーシートは使いませんでした。テーブルとハンガーラックを自作して「立ったまま手を伸ばせば商品に手が届く」環境を作りました。多くの人が普段そうした環境で買い物してます。賞味期限が近いものや、在庫処分品なんかがワゴンにごちゃごちゃと売っていることがありますが、あれも手が届きやすいところでごちゃごちゃと売ってますからね。

❶ブルーシート手にとりにくい」ところでごちゃごちゃ
❷ワゴンセール・バーゲン手にとりやすい」ところでごちゃごちゃ
❷の環境で探索する経験であれば、多くの人が履歴として持ってますよね?多くの人に品物にアクセスしてほしいわけですから、多くの人が経験している❷の環境に近づけたいわけです。シンプルな理由。

ここでたとえ話。

手に取りにくいところにお金が落ちているのに気づきました。そのお金が10000円札だったら?手に取ろうとするでしょうね。じゃあ10円だったら?100円だったら?

1,0000円よりは手に取ろうとしなくなる気がいたします。

今回持って行ったものは相場で全部100円以下です。ですので、手に取りにくいブルーシートはやめて手に取りやすいところに置いときましょう、という発想です。

自分が持っていくものの商品力(相場が100円のものばかり)を把握した結果、「こりゃきっちりやっとかんとやべえな…」となったわけですね。

まあ、3,500円払って9:00~14:00まで場所を借りるわけですから、10:00で見ていく人がいなくなったんじゃもったいないわけです。4時間ムダになっちゃいますからね。来た人全員が見やすい環境を作る、そうしておくと5時間を余すことなくお客さんとのやりとりを楽しむことができます。

結果

まあ、こんな感じでございます。

売上出店料利益手数料率
5/27(土)11,2103,5007,71031.2%
5/28(日)11,3902,8008,59024.5%
22,6006,30016,30027.8%

両日、「いっても1万円」のラインまでは行きましたかね。予想通りというところです。

日曜日は、品物を付け足しました。ベビー服・子供服は50円、大人服は100円、ファストファッション系は両方とも10円、50円設定です。

300円のものや800円のものも持って行きましたが300円は3点、800円のものは1点のみですかね。全部売れました。100円以上の値付けをしたもので売れ残ったのは1,000円をつけた小学校用のランドセルが2点のみ。

次回やるとしたら、まずは自分自身の力をアップする。つまり「100円相場の品数を倍にする」でしょうかね。そうすると売上も倍になるかも知れません。ただ、もう品物がないのでここまでです。

最後に

価格設定の過程の中で、自分の持っていく商品の商品力を知ることができました。「自分自身」ですね。

それを知って、手に取りやすい環境を考えました。これも「自分自身」。

そのうえで「グランディフリマ」というツールを選ぶ。これも「自分自身」なんですね。

フリマを楽しむためのツールとしての「グランディフリマ」。やっぱり強いですよ。

ボク自身が考えて、工夫して、「こうなったらいいな」というところを、最後きちんとかなえてくれました。

じゃあ、「みやぎフリマ」の主催者としての立場に戻った時、何ができるか。

これはまたしっかり考えていきたいし、そのヒントを今回のグランディフリマ出店を通して得たような気がいたします。

【仙台卸町フリマ】ご出店・ご来場ありがとうございました‼★

  1. トップ
  2. /
  3. BLOG
  4. /
  5. Page 2

今回もありがとうございました!

土曜日は雨予報ではございましたが「雨が降るまで」ということで開催いたしました。昼頃には本格的に降り始め終了となってしまいましたが、出店者の方もうまく対応してくださって天気予報など見ながらギリギリまで頑張ってくださいました。それに応えるようにお客さんも早くから来てくださり、何とかかんとか形にはなりましたかね。

日曜日は天気も良く、いつも通りな感じで開催できました。風速7mの風の強さはありましたが、建物のおかげか出店エリアはそこまで強くならなかったのが幸いでした。(7mの風速は、大郷では開催できない風速です。)

また、日曜日は駐車場に入れない・道路が渋滞などの問題があり、ご迷惑おかけいたしました。特にサンデー様のテナント様で病院があるのですがそちらへの通院に支障があったようで本当にすみませんでした。

いつもはここから各日のまとめみたいなこと書くんですが、今回はちょっとやめとこうかなと思います。来場者数はすでに出しておりますのでそちらをご参照ください。

今回の売り上げはよく似た特徴を持つ2つのお店の売り上げのみにしておきます。

土曜日日曜日
A47,000円78,000円
B42,000円68,000円
ちなみに、「100円のモノを780個売って78,000円」ではありません。

この2つのお店の特徴をもとに、やっぱり考えていきたいのは以下のことでございます。

価格設定

ヤフオク・メルカリ実際の値付け全部売れたら
落札相場100円のものに「300円」の値付けで10個3,000円
落札相場100円のものに「100円」の値付けで10個1,000円
落札相場100円のものに「80円」の値付けで10個800円
価格設定のパターン3つ

【❶の場合】より多くのお客さんが来る会場を選ぶことが必要です。この場合の「より多く」は確率の問題です。買ってもらえる確率が低いので母数を増やすことしか対応策がありません。100人の1%は1人ですが1000人の1%は10人ですよね?ちなみに、この値付けではいわゆる「価格交渉」も起こりませんし、この値段で表示してしまうと誰も近寄らない店になってしまいます。

【❷の場合】❶のケースよりは売れるかもしれません。ここだとおそらく価格交渉も起こります。

【❸の場合】❷よりもさらに売れやすくなります。ただ、売上を増やすためにはより多くのお客さんに買ってもらうことが必要です。この場合の「より多く」は❶のような確率での問題ではなく、シンプルに買ってくれる人数の話です。こういった価格帯のもので売上を上げたい場合も、より多くのお客さんが来る「グランディフリマ」や「村田フリマ」の方が手っ取り早いかも知れません。ちなみに、グランディでも売れなかった場合、みやぎフリマではさらに無理です。人数が少ないからです。

「フリマの相場」「フリマ価格」なんて言葉がありますが、あるのは「中古の相場」だけだと思ってます。「中古の相場に対してどういった値付けをしていくのか」、ただそれだけの話で、それは店舗だろうがフリマだろうが変わりはありません。

フリマの場合、6時間という短時間で売上を上げなければいけないという販売環境なので、より効率よく売上を上げていく必要があります。皆さんは上記3つの価格帯、どこで値付けをしていきたいでしょうか?フリーマーケットにおける値付けは、国内における1999年のヤフオク開始・2013年のメルカリ開始により、この両者のネット相場における制約を受けていますから、そこを完全に無視した値付けは受け入れられにくいです。

まずは、中古の相場をヤフオクやメルカリなどで「自分が売ろうとしているモノが人にいくらで買われているか?」を簡単に調べることからはじめるとよいかも知れません。

上記2つのお店はこのあたりが絶妙でした。

ディスプレイ

価格設定に加えて、ブースのレイアウトも絶妙です。商品へのアクセスがよいのでお客さんが触れます。「見えるように」だけではなく、「触れるように」なってます。

「これをやれば売れる」ではなく、「これがないと売れない」のです。片方の方はフリマ出店の先輩に「絶対品物を下に置くなよ、そんなの関東じゃ相手にされないからな」と言い聞かされていたそうです。

とまあ、書いてはおりますが売れるんですよ。ただ午前中だけですね、おそらく。触りにくいものを自分から触りに来てくれるのは「朝一番からくるフリマのスペシャリスト」みたいなお客さんだけで、その方がいるのは午前中だけです。

この2つのお店は終わりまでお客さんが立ち寄りました。だから午後からも売れるんですね。

持ってくるものは何でもいいんです。何が売れるかは分かりません。ただ、価格設定とディスプレイ、ここだけはしっかり考えておいた方がよいでしょうね。この2つが土台です。土台がないと家は建ちませんよね?

これをしっかりやった上で、いろんな品物を幅広く持ってきていたこの2つのお店が仙台では多くの人に受け入れられる結果となりました。

この2つのお店は大郷フリマでも売上が安定していましたが、仙台ではさらにその上を行く売り上げがあったわけです。

最後に

みやぎフリマはよく「出店料が安い」と言われております。初回の方も無料です。ただですね、これホント間違えないでください。

かからないのは「金銭的なコスト」だけです。それ以外の肉体的コスト・時間的コスト・精神的コスト・頭脳的コスト。これらは普通にかかります。かけないと、結果が出にくいです。

他のグランディフリマや村田フリマは確かに金銭的なコストはかかりますが、他の4つのコストは圧倒的にかかりません。ブルーシートに広げるだけでどんどん売れるそうです。時間も手間もいらないんですよ。頭脳もいりません。いらないもの持ってきてブルーシート広げてその上に置くだけですから。

そのグランディや村田で売れなかったら、試すまでもなくうちでは無理です。

ホントこれ、よろしくお願いします。